食材を食べさせるタイミングは? 子どもの食物アレルギー

子どもにはいろいろな食事を楽しんでほしいものの、初めて食べる食品は食物アレルギーが心配です。鶏卵や牛乳、小麦といったアレルギーが予想される食材の食べさせ方について、熊本市南区役所の飯坂恵里奈さんに聞きました。

教えてくれたのは

熊本市南区役所 保健子ども課 医師
飯坂恵里奈さん

気になることがあれば、お住まいの区役所の育児相談をご利用ください!


食物アレルギーになりやすい食材

乳幼児期の食物アレルギーの原因となるのは卵(鶏卵)と牛乳、小麦がほとんど。それ以外として、ピーナツ(ナッツ類)や果物、エビ、カニ、そば、イクラ、サバ、鮭、大豆などが挙げられます。

食物アレルギーの症状

じんましんやかゆみ、唇やまぶたの腫れ、鼻水、くしゃみ、咳(せき)、息苦しさ、嘔吐(おうと)、腹痛など。意識が低下し、唇が青白くなったり、強い咳込み、繰り返す嘔吐、強い腹痛などが見られたりしたらアナフィラキシーショックの恐れ。命の危険性があります。

→症状が重い場合は、ためらわず病院へ!


どの食材をどの年齢で与える?

「何を何歳から開始する」という明確な基準はありません。

アレルギー症状が出ていない場合、右のポイントを参考に少量ずつ食べさせてみましょう。卵であれば生後7~8カ月ごろに卵黄(固ゆでしたもの)を1さじから開始し、徐々に全卵(加熱したもの)へと進めていきます。サルモネラ食中毒を予防するため、2歳以下の乳幼児には生卵は避けましょう。


◎初めての食材を食べさせる際のポイント

◆必要以上に怖がらず、食べさせて確認しましょう。
◆初めての食材は1日1品、1さじから。食べた後の様子を見守りましょう。
◆子どもの体調の良い時、病院の開いている平日の午前中に食べさせると安心です。

◎症状が出たら?

個人の判断で除去しないで、医師とどのように食べさせるとよいかを相談しましょう。乳幼児に多い卵・牛乳・小麦のアレルギーは3歳までに50%、学童期までに80~90%が治るといわれています。

◎アレルギーは遺伝する?

親にアレルギー症状(食物以外を含む)がある場合、子どもにもアレルギーが起こりやすいとされますが、同じもので発症するとは限りません。心配のあまり、食べさせるタイミングを遅らせるといったことのないようにしましょう。