子どものお年玉、どう活用する?

毎年、子どもたちが楽しみにしているお年玉。せっかくなら、子どもにとって有効に活用したいものです。ファイナンシャルプランナーの御書(ごしょ)典子さんに、その方法を聞きました。

お金の大切さを学ぶ良い機会に

クレジットカード決済やインターネット注文で商品が買える時代、本物のお金への意識が薄れている子どもが多いようです。子どもはお年玉で高額なお金を手にします。これを機に子ども自身が考え、体験することを通して、親子でお金の役割や大切さを学んでみましょう。


(1)約束をして買い物体験

買い物をする際、子どもが使う金額や買う個数などをあらかじめ約束し、その範囲内で選んでみましょう。決められた範囲内でお金を有効に使う力、自分なりの価値観、選択する力を養うことができます。そのためにも、大人は温かい目で見守りましょう。

(2)おこづかい帳をつける

字が書ける子どもは、買い物をした後にこづかい帳をつけてみましょう。何をいくらで買い、それは必要だったかを文字にして振り返ることで、お金のやりくりの仕方や、買い物の優先順位のつけ方を学びます。

(3)親子で管理する口座を開設

新しく口座を開設してお年玉を入金し、親子で通帳を確認しながら、お金には「ためておく」という役割もあること、カード払いでは口座からお金が引き落とされること、暗証番号や通帳、カード、印鑑の取り扱いには注意しなければいけないことなどを伝えましょう。ためたお金は、急に困ったとき、後から欲しいものが出てきたときに使えることなども体験できるといいですね。


普段の生活で金銭感覚を磨く方法は?

日常会話でお金の話をする

例えば料理をするとき、「この野菜は、旬だから安く買えたよ」「お店より家で作って食べる方が安いのはどうしてかな?」など、会話の中にお金の話を組み込んでみましょう。子どもは、お金の流れや社会の仕組みに関心を持つようになります。

おこづかい制にする

小学生になったら、おこづかい制にしましょう。小さい頃から、お金のやりくりでの失敗や成功を繰り返すことで金銭感覚が磨かれていきます。詐欺などへの嗅覚も鍛えられますよ。

おこづかい制のポイント

●おこづかいで買うものを決める
●おこづかいを渡す間隔や金額を決める
●おこづかい帳をつける
●少額(月に100円など)から始め、少しずつ金額を増やす
※おこづかいを始める時期や額は親子で話し合って決めましょう


やってみよう!

「自分でやりくり体験」(対象:小学校低学年〜)

子どもと大人(親や祖父母など)が1日デートをして、その日のお金の管理を子どもに任せてみましょう。例えば1000円を子どもに渡し、2人分のバス代やおやつ代などを、その金額内でやりくりしてもらいます。事前に10円から100円までの小銭を用意しておくと支払いがスムーズです。

メモを書いて振り返りを

メモを書いて振り返りを


教えてくれたのは

グリーンワークス FP円縁 ファイナンシャルプランナー
御書典子さん

「子どもの心を育てるお金の話」「こづかいゲーム」など親子向けの講座を、県内各地で多数開催。
TEL:092-481-5789

お年玉をいただいた方には、感謝の気持ちを込めてお礼を伝えましょう。