シール跡、落書き… 部屋の汚れ、どう取る?
子どもが、部屋の壁やテーブル、床に落書きをしたり、シールを貼ってしまったりして慌てることはありませんか。汚れを簡単に落とせる方法を、掃除のプロであるハウスクリーニング「おそうじ革命 熊本北店」の迫田裕介さんに聞きました。
油汚れは素材別に落とそう
油性ペンやクレヨンなどの汚れの正体は「油」。落とし方は、素材によって異なります。素材は大きく分けて、水が染み込むタイプと、染み込まないタイプの2種類です。
落とす時のポイント
消しゴムで、ゆっくり優しくこすり、それでも落ちない場合は、家庭にある洗剤やクレンジング、アルコールを少しずつ試してみるのが基本の方法です。ミカンの皮を使って、お子さんと一緒に遊びながら掃除するのも楽しいですね。「落書きやシールはノートにしようね」と声を掛けるのもポイントです。
シールやセロハンテープは温めて
剥がれにくくなったシールは、ドライヤーやホットタオルで温めると、取れやすくなります。温めた後、プラスチックのヘラなどを使って剥がします。残った粘着材のベタベタは、上からセロハンテープを何度か貼って取りましょう。
水が染み込まない素材
プラスチックやガラス製品、鏡など
※以下の方法を順に試してみましょう
●消しゴムでこする
●食器用洗剤か、クレンジングオイル、もしくは消毒用アルコールを薄く塗って油を浮かせた後、布などで拭き取る
●ミカンの皮に含まれる「リモネン」には油を落とす作用があります。ミカンの皮でこすってもOK
注意
汚れが落ちた後は、水拭き、から拭きを忘れずに!
水が染み込む素材
木材や皮製品
消しゴムでこする。取れない場合は《水が染み込まない素材》で使った洗浄剤を少量ずつ試す
壁紙
紙素材のものは、まず消しゴムでこする。ビニール素材の場合は食器用洗剤などで汚れを浮かせると落ちやすくなる
注意
木材や壁紙に洗剤、クレンジングを使うと、素材が変色する恐れがあります。汚れを落とす前に目立たない部分で必ず試して色落ちしないか確かめましょう。
教えてくれたのは
おそうじ革命 熊本北店
迫田 裕介さん
ついた汚れはなるべく早めに落としましょう!
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