常温でそのまま飲ませられる 液体ミルクの特徴や使い方

今年の春から販売が始まった乳児用の「液体ミルク」。気になっている子育てママも多いのではないでしょうか。飲ませ方や保存方法などを調べました。


液体ミルクって?

2018年に国内での製造・販売が解禁され、今年からメーカー2社が発売している液体状の乳児用ミルクです。粉ミルクとほぼ同じ栄養組成で作られており、栄養面は粉ミルクと変わりません。お湯や水を加える必要がなく、そのまま飲ませられるのが大きな特徴です。

使い方は?

紙パックと、缶入りの2種類があります。いずれも清潔な哺乳瓶に注いで赤ちゃんに与えます(紙パックはパックに付いているストローで移し替え)。温める必要はありません。ミルクの製造過程で滅菌されていますが、飲み残しを使い回すと雑菌が繁殖することがあります。必ず一度に使い切り、飲み残しは廃棄しましょう。

ミルクおいしいよ

ミルクおいしいよ


メリット

そのまま飲ませられる

お湯で薄めたり、温度を調整したりする必要がなく、そのまま飲ませられるので簡単です。

常温保存が可能

直射日光が当たる場所や、高温になる車の中などを避ければ、常温で保存ができます。

持ち歩きが楽

バッグなどに入れて持ち歩きやすいので、お出かけ時に便利。

注意点

・使用期限をチェック
使用期限(保存期間)は紙パックが約半年、缶が約1年となっています。特に紙パックは半年と短いため、日付をチェックして使いましょう。
・粉ミルクと比べると、割高感あり
液体ミルクは、粉ミルクと比べると比較的高価です。粉ミルクと上手に併用しましょう。

こんなときに大活躍♪

・災害などでの断水時
・調乳がしづらい外出時
・母親が服薬中などで、授乳が難しい時


県内でいち早く液体ミルクを災害備蓄品として導入した、大津町に聞きました!

大津町総務課 危機管理専門官
田代修治さん

災害時に初めて使うことになると、戸惑うママ・パパも多いと思います。乳児がいるご家族は、1、2回試してみてください。