小学校生活を始める前に 親子で取り組む心の準備

小学校入学を控え、子どもの学習や集団生活、友達づくりなどを心配する親も多いでしょう。学校生活をスムーズに始めるために今の時期から親子でできることを、市私立幼稚園・認定こども園協会会長の伊藤大介さんに聞きました。


[はじめに]"学びのチャンス"を生かして

小学生になると、新しい教室や先生、友達、授業、時間割…と、環境が大きく変化します。親御さんも、「入学前に、正しい生活リズムや勉強机に向かう習慣を付けるべき?」と、迷うかもしれません。確かにそれも大切ですが、今の時期は、日常にある“学びのチャンス”を生かし、子どもが自ら考え、行動するように声を掛けることがポイントです。子どもの自信につながり、新しい環境になじみやすくなりますよ。

(1)楽しい小学校生活を想像しよう

まずは、「どんな教室だろう。友達と何をして遊びたい?」など、親子の会話の中で学校生活のイメージを膨らませてみて。子どもが「学校は楽しい場所なんだ」と認識できると◎。

(2)あいさつの手本を見せて

円滑な人間関係を築くための基本であるあいさつ。日頃から、大人が気持ちの良いあいさつを心掛けましょう。あえてくだけたあいさつを見せて、どう感じたかを尋ねてみるのもOK。

(3)通学路ではあらゆる想定を

親子で通学路を歩き、見通しの悪い所や交通量の多い場所などをチェック。気になる場所があったら、「ここは危ないよ。どうしてだと思う?」「どうしたらいいかな」と、子どもに問い掛けてみて。自分で考えることで安全に対する意識が高まります。

(4)SOSを言えるようにしよう

親が何でも先回りして答えを出そうと考え込む必要はありません。授業の内容が分からないときや授業中にトイレに行きたくなったときなど、困ったときはどうすればよいか、子どもが自分で考える機会を作りましょう。

Topic

卒園予定の幼稚園や保育園と入学予定の小学校間では、子どもの成長や発達などについて情報が共有されます。気になることは園に相談して。通園児以外は区役所の相談窓口に問い合わせを。


教えてくれたのは

市私立幼稚園・認定こども園協会 会長
伊藤大介さん(第二幼稚園園長)

子どもが自信を持って小学校生活を送れるといいですね