おもちゃを長持ちさせるには?
子どものお気に入りのおもちゃが壊れて困ったという経験はありませんか。おもちゃを修理するボランティア団体「熊本のおもちゃ病院」の髙崎清治さんに、おもちゃを長持ちさせるアイデアを聞きました。
説明書はきちんと保存を
読まずに捨てる人も多い説明書。故障時の対応など、重要な情報が詰まっています。できるだけ保存し、壊れたと思ったら一度目を通してみましょう。説明が箱の裏面にある場合は、箱を捨てる前に説明部分を写真に撮っておくと安心です。
長期間使わない場合は電池を抜く
おもちゃの故障の原因で多いのは、電池の液漏れです。あまり遊ばなくなったおもちゃの電池は取り外しておきましょう。本体が長持ちし、下の子や知り合いなどへお下がりができます。
汚れやホコリを落とす
動くおもちゃは、ごみを巻き込んで動きが悪くなることがあります。底部分や内部に汚れやホコリがあれば取り除きましょう。ただし、自己流で分解すると取り返しがつかなくなる場合も。あくまで掃除程度にとどめて。
「壊れた?」と思ったら電池をチェック
「動かない」と持ち込まれたおもちゃの中には、新しい電池に替えると動くものが意外と多くあります。特に電池の消耗が早いのは、ラジコンなどモーターが動力のおもちゃ。電池を交換したばかりなのにすぐ電池が切れ、それを壊れたと勘違いすることも。新たな電池を入れて動作を確認して。
「飽きる」のも心の成長と考えて
長く使ってほしい親心とは裏腹に、飽きっぽいのが子どもです。別のおもちゃに興味が移った時には「成長の証し」「思い出をありがとう」と捉えてみては。また、乱暴に扱うと注意したくなりますが、あまり目くじらを立てず、子どもが全力で楽しむ時間を見守りましょう。
熊本のおもちゃ病院の活動
新型コロナウイルス感染予防のため、熊本のおもちゃ病院は一時閉院しています(2021年1月20日現在)。活動再開のお知らせや会場については、「熊本のおもちゃ病院」で検索を。再開後はおもちゃの修理を無料で受け付けます(部品代が必要な場合あり)。
もう遊ばなくなったおもちゃの寄付を受け付け中です。動かないものも可。修理の部品取りに使います。詳しくはお問い合わせを。
教えてくれたのは
「熊本のおもちゃ病院」
髙崎清治さん
ボランティアの「おもちゃドクター」として活動してくださる方を募集中です
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