その1「ええい、食べちゃえ!」

おっぱいの出がいまいちのようなので、粉ミルクとの混合授乳をしている。
ほ乳瓶に1杯、2杯…おっとっと、すくいすぎちゃった。
ええい、食べちゃえ!
かぽっ。

そう、息子の粉ミルクを盗み食いする快感にはまっている私。
まだ夫にはバレていない。
粉っぽい食べ物はあまり好きじゃないのに、
口の中でさっと溶ける感覚が気持ち良くて、ほんのりとした甘さが美味しくて
ミルクを作るたびについ…。

夫が「もうミルク無くなっちゃったよ。よく飲むからなー、こいつは」
とうれしそうに話す時に、「そうね、すくすく大きくなってうれしいわ」と
顔で笑って心で謝っている。

でも、ミルクを作るようにおっぱいが出ればいいな、と思いながら食べてるんだよ。

このミルクがおっぱいになりますように、と願いながら食べてるんだってば。

ほんとだってば。


その2「職場復帰」

いよいよ明日から職場復帰。
社会人になって、初めてもらった3カ月にも及ぶ長期休暇もとうとう今日で終わり。
あんなこと、こんなことあったよね。

生まれてからずっと一緒にいた息子と、明日からは離れるんだ。
ごめんね。あとはおばあちゃんにおまかせ。
なるべく早く帰ってくるから。
お昼休みもなるべく帰るようにするから、おりこうさんにしててね。
…と、息子の手を握り締めながら眠りにつく。

そして出勤当日。
泣くまい、泣きはしまいと思っていたのに、
熱い抱擁をかわしたあと車に乗り込む瞬間、ぶわーと涙が。

おっ、おばあじゃん、ずみまぜん。あどはよどじぐおねがいじまず。

と、わんわん泣きながら出勤した。久々の職場はちっとも変わっていなかった。
そこがちょっとうれしかった。


その3「どど、どうしよう!」

あれ、おかしいな。
おっぱいが張らないぞ。

いつもは4時間もたてばじんじんしてくるのに。
最近、仕事を始めて息子と離れてるから?なぜだ?

インターネットでおっぱいについて調べると、
おっぱいって、無くなれば無くなった分作ろうとするらしい。
だから、なるべくおっぱいはカラにしておけば
次から次へおっぱいが作られるということだった。
ということは、いつまでも飲ませたりしぼったりしないでほうっておくと、
おっぱいを作ろうとしなくなるってこと?

どど、どうしよう!おっぱいが止まっちゃうよー!

というわけで、仕事中に乳搾りに行って参りますと言い残して
会社の衛生室で頑張ることにしました。

でも、なかなかそんな時間はとれない。
ああ、どんどんおっぱいが減っていく。

寝かしつけるのにおっぱいは必需品なのよ!


その4「ラクチンねー…ん?」

最近、やっと首がすわってきたので、
たて抱きだっこが出来るようになった。
これはかなりラク。いままで、よこ抱きだけしか出来なかったので、
抱くと両手がふさがってしまい何もできなかったけど、
片手がフリーに使えるようになった。

おまけに、おんぶひもも使えばほうら! 両手でお料理だって出来ちゃう! 
ラクチンねー…ん? 

きゃあ!ダメよ、それはフライパン!
きゃあああ、まな板に乗せた包丁の柄を蹴ったらくるくる回るでしょ!

…背中にしょっているからといって、全く油断は出来なかった。
結局一人遊びさせたまま料理を作るのが一番だった。

とは言えカウンターキッチンなので、様子は伺えるけど
何ごとか起こってから駆け付けるまでがまどろっこしいけど。

はあはあ、一日何往復すればいいのかしら…。