その1「おばあちゃんがダウン」

とうとうおばあちゃんがダウンした。
というかダウン寸前。

突然声が出なくなって、「疲労」と診断される。
ううう、ごめんねごめんねおばあちゃん…。

私も休みの時にしか息子と遊ばないけど、一日でどっと疲れるもの。
それがほぼ毎日なんだから、たまったもんじゃないよね。
はああ。いよいよ保育園か…。

「大丈夫よ。」とかすれた声で言ってくれる
おばあちゃんにこれ以上甘えられない。
今までが恵まれていたんだから、真剣に考えなきゃ。

と、勇んで保育園回りを始めたところ、どこも定員オーバー!! 
そういえば、保育園の数が足りないって言ってたけど、こういうこと!? 
というか、評判のいい保育園に集中しちゃうらしい。

「あそこの○○保育園ならあいてますよ」と言われても、
なんか理由があって空いてるのでは、と思うと二の足を踏む。

うーん、うーん。4月の新規募集まで、ベビーシッターを考えるか…

でも、それも不安…。


その2「今しかないのかも!?」

笑うなら笑ってください。
あきれるならあきれてください。

買ってしまいました1 歳半の息子に高額英語教材!! 
だってだってだって砂が水を吸うように、
こっちが話すことをすべて覚えていくんだもん。
も、もったいない!! 

こんな時にきっと国旗だとか電車の名前だとか
教え込むんじゃなかろうかと思うくらい、すいすいと覚えていく。
英語のネイティブな発音を聞き分けるのは、
3才までと聞いた話がどうしても頭から離れない。

英語に拒否反応を示していた主人と私が、
新婚旅行でどれだけの辛酸をなめたことか。
英語に親しむのは、今しかないのかも!?
と、妙な焦りが出てきたため、インターネットで情報を集める。

無料サンプルとやらを注文。
ああ、このときから、もう後戻りが出来ないことは
わかっていたというのに…。
そして、程なくやってきた1枚の小さなCD。

この時は、これほどまでに息子の心をとらえるとは
思ってもみなかったのだけれど。


その3「1枚の小さなCD」

英語教材の無料サンプルでもらった、1枚の小さなCD。
聞いてみると、中にはおなじみABCの歌やいろんな歌、会話などが5曲程度。

最後に、実際このプログラムを0才から始めたという
子どもたちが歌う、英語の歌も入っていた。
まあ、サンプルに入るだけあってなんと見事なこと!! 

でも、私は別に自分の息子にベラベラと英語を話してほしいわけじゃない。
ただ、英語の早期教育が始まろうかというときに、
わけがわからないからと英語の勉強がイヤでイヤでしょうがなかった
自分と同じ思いをさせたくなかっただけなの。

すんなりと英語の授業が聞けるように、ただそれだけでしかないのに、
こんなに外国人の真似事のようなわざとらしーい英語を話す子どもは、
はっきり言ってかわいげがない。

やっぱりここまでしなくてもいいや…と思っていたら、CDが終わった。
すると息子はむんずと私の手をつかみ、コンポの前へ連れてゆく。

どうやら、もう一度聞かせろと言っているようだった。


その4「えびちっ!」

1日に最低でも5回は英語教材のサンプルCDを聞く息子。
夫に「どうする? でも、インターネットにも送ってきた資料にも
肝心の金額が書いてないのよねえ。なんか危ないと思わない?」というと、
「でも、あんなに熱心に聞いているのは見たことがないよ」
「いや、きっとサブリミナル効果かなんかがあるのよ。あやしいよ」などと話していた。

すると、教材会社から電話が入った。
「もう1本サンプルの、今度はビデオがありますから。
説明だけでもさせてください」とのこと。

来てもらって、サンプルなんか見て話をきいちゃったら絶対後戻りは出来ない!!
という恐怖感の中、結局来てもらうことになった。

こうなればもうアリ地獄。
現物を使っての簡単な教材の説明のあと、案の定
もらったビデオを食い入るように見る息子。

あげくのはては「えびちっ!」と、ビデオテープを持ってくるまでになった。

数日後、「いかがでしょうか?」との電話が入る。
いかがでしょうかっていわれてもさ。

フルセットで軽自動車が買える金額だよ?…