その1「風邪は気合いよ!」

…よりによって週末にカゼひきやがってこんバカが! 

あ、夫のことです。
そして次の週…

またよりによって週末にカゼひきやがってこんバカがあ! 
今のは息子のことです。

通算19日間仕事以外は家に引きこもり状態…
あはははは、おかしくな っちゃった。

イライライラ…なんだってあんたたちは休みになると風邪ひくのよ!? 
気合い入れなさい、気合い!! 風邪は気合いよ! 

一つ聞かせてあげよう。
あれは私が小学校の頃、39度近い熱を出して学校を休んでいる時、
お手紙が来たのよ。

それはなんと当時ルパン三世の声をしていた
故・山田康雄様へ送ったファンレターの返事!! 

それを見たとたん1メートル近く飛び上がって、私の熱は一気に平熱に! 
風邪は言葉の通り吹っ飛んだのよ。

人間やれば出来るのよ! 
そう、あれは「病は気から」を体感した出来事だったわ…。
いいこと!? 風邪は気合…え? 
お前が単純なだけ? 

失礼ね、確かに私のマミーは風邪薬と偽った胃薬で
風邪を完治した女よ! 

何か文句があって?


その2「エンドレス」

ぬいぐるみはもっぱらプーさんだけど、
最近はトイストーリーごっこがお気に入り。

息子「もし、あんでぃにきらわれちゃったら どうしよう」。
母「大丈夫! それに妹だっているんだぜ」。

息子「もし、あんでぃにきらわれちゃったら どうしよう」。
母「大丈夫! それに妹だっているんだぜ」。

息子「もし、あんでぃにきらわれちゃったら どうしよう」。
母「…」。
息子「んんっ、おかあさん、だいじょうぶってゆって」。
母「あー、はいはい、大丈夫! それに…」

エンドレス。

セリフを覚えているだけでもたいしたもんだけど、
いつまでも付き合わされるのも結構疲れる。
「おかあさん、いにょちゅのにぇんにん たんちゃ 
にぇいにぇんに て ゆって」。

あー…はいはいエイリアンね。 

(声を裏返して)「イノチノオンジン カンシャ エイエンニ 
イノチノオンジン カンシャ エイエンニ…(命の恩人、感謝 永遠に、の意)」。

にこにこ顔の息子を見ると、いつ止めるべきか判断に迷う。

もちろんあきるがあきるまでエンドレス。


その3「ぱちんせ!ぱちんせ!」

あれはまだ息子が走り始めた頃。
同じ年頃の男の子に、顔をぺちっと叩かれたことがあった。

それまで、蝶よ花よと大事に大事に育てられたお宝息子にとって、
その衝撃は計り知れなかったらしい。

たいした痛さでもなかったのに、火がついた様に泣き出した。
そしてそれを見ていたおじいちゃんとおばあちゃんは
さらなるショックを受けたようだった。

その状況を私は、「打たれ強くならんといかのかな」と思い
母親仕込みのおしりペンペンを発動させようかどうかと考えたのに対し、
おじいちゃんは「じいちゃんがケンカの仕方ば教えてやる!」と、
人を叩くことを教えていたのでびっくり! 

すぐに止めるようにお願いしたけど、
孫がいじめられっ子になっては大変と2人して
「ぱちんせ!ぱちんせ!」を連呼。

時既に遅く、気に入らないと人の顔を叩くようになってしまった息子。
これではただの乱暴モノだ…。

でもある日、よそのおじいちゃんがやっぱり孫に
「お母さんは悪かねえ、ぱちんせ!」と言っていたのを耳にする。
どこも一緒だな…と思ったとき、
昔はそれが当たり前だったのかな、とふと考えた。

ケンカが出来ない今の子達は、叩かれた痛さがわからない。
ゆえに痛みの加減がわからずに殺してしまったりすることになるという話。
体罰すら無くなった今。

そんな子供にしてしまったのは、過保護すぎる私の様な親たちだったのかな…。


その4「うちの子があああ!!」

またも風邪をひいた息子。
ど~も扁桃腺が弱いらしい。

先生が喉を見たとたん「うわ~、これは…」と
閉口してしまうくらいだから、よほどだろう。

というわけで、久々出ました40.5度。
これは大きい! 息づかいも荒い! 
顔は赤いしうわごとを言っている! 
首の大動脈が、見たこともない動きをしている!! 

やばいよやばいよ~。

真夜中に子供をシーツにくるみ、小児科病院のドアを叩き
「先生、先生ー!! うちの子が、うちの子があああ!!」
と涙ながらに叫ぶ自分を想像。

ほんと、子供の病気ほどびびるものはない。
大人はまだなんとか自分で意思表示も出来るし、
どんなに苦くても薬を飲もうとするけど、
この息子は苦いとわかると…
ぷわっ、は、吐き出しやがった! 

お願い、飲んで頂戴、飲まないと元気になれないよ! 
ハッハッハッと息をするのも苦しそうなくせに、
「おくすりハッハッ、もうハッハッ、おしまいっハッハッ…」。
可哀想で泣きそうになる。

先生に話すと「アイスクリームと混ぜてでも絶対に飲ませてください」。
指示通りにすると、やっと飲んだ。フウ…。