その1「38度5分!」

出産からはやいものでもう半年が経った。
この前までお腹の中にいたのにねえ。
いつのまにかこんなに大きくなって・・・あら、なんか熱いぞ。
耳でお熱計ろうか。もしもしー、ピッ。

きゃー! さ、38度5分!

おばあちゃん、どうしよう!
はやく病院に連れて行きなさい!とおじいちゃん。
救急病院に電話、車をかっとばす。

6ヶ月過ぎたからって、免疫が無くなる頃だからって、
そんなにすぐに熱発しなくても良いじゃないの。
本人はなんか熱いなあ、てなかんじで全然普通なのに、
またもあわてふためく。
先日の予防接種の拒否反応かしら、
昨晩急に冷え込んだのにおふとんを足で蹴りやって寝てたからかしら、
それともそれともなにか別の病が・・・!

新米かあちゃんピンチ!とりあえず解熱剤をもらい、
次の日小児科に改めて行くことにした。


その2「頭をやられる」

「突発性発疹かただの風邪か、2~3日様子を見ましょう」。
下痢をしていたので、抗生剤と整腸剤、それに解熱用の座薬をもらう。

「熱が出たからと言って、脳がやられるなんてことは
絶対にあり得ませんので、やたらと心配したり
機嫌が悪くないのに解熱剤を使ったりしないで下さい」。
と念を押される。

私はなるべくなら薬は使わずに自己治癒で治したい主義だけど、
周りは熱が高いと頭をやられると言い張るし、
引きつけを起こしたら大変だと座薬を入れたがる。

せっかく息子が小さな体で病と闘おうとしているのに、
敵前逃亡させて不戦敗にさせてしまうようで拒み続けたが、
結局3対1で私が負けてしまった。

39度の熱の中であっても、いつものように眠りながら
エヘエヘと笑う息子を見て「ほら、頭がおかしくなった」と言われたからだ。

「いつものことじゃん!」と言いたかったが、
このときばかりはタイミングのいい息子がうらめしかった。

機嫌がいいから笑ってんだよ!


その3「に、にんじん…!?」

なんとか熱が下がり、同時に小さな赤い発疹が体全体にでまくった。

良かった、風邪じゃなくて。
初めての熱はよくこの「突発性発疹」で出るらしいけど、
いきなり40度近く出るんだもん、あせるよ。

仕事中も気になってしょうがなかったし、
夜はまるまる3日寝てないし。

でも、下痢がなかなか止まらない。
いままでがお尻が切れちゃうほどの硬いうんちだっただけに、
うれしいやら心配やら。

離乳食をとりあえずストップして、様子を見る。

助産婦さんに相談すると、
「にんじんには便を固める作用があるから、食べさせてみたら。
まだ食べられないのなら、お母さんが食べればおっぱいから出るわよ。」

うげえ、に、にんじん…!?
よりによって一番苦手な野菜を食べねばならないのか。

夫に話すと、意気揚々と人参ジュースを買ってきてくれた。

ええい、もう何でも来いよ!!


今日こそは…

突発性発疹の発疹も徐々に引いていき、
同時に下痢も治るかと思いきや、これがな かなか治らない。

「下痢が落ち着くまでは離乳食は控えめに」とのことだったので、
しばらくはおっぱいとミルクだけにしていたけど、
満足してない様子。

今日こそは、今日こそは…とおむつを開くけどゆるゆるうんちだ。

そんな時、夫が「おっぱいだけだからゆるいんじゃないの?」と一言。
そうかも。さっそくやわらかい人参を食べさせる。

すると、おお!まさしく私が求めていたモノはこのうんち!
なんだ。そーゆーことか。
ゴメンね、思いこみで動いちゃうお母さんで。

今までの1週間、さぞ食い足りなかった事でしょうね。

でも、赤ちゃんのうんちって、ホントに難しい。

ちょうどいいうんちがはたしてどんなものか
他のあかちゃんのを見たことがないから

…わからないのよ。