「おうまさん その1」

娘が馬好きなのは何度も話題にしてますが
先日も、いきなり娘が
「大きな動物をもふもふしたい」
「馬がいい」
「馬に会いたい」
とうつろな目で言いだしました。

時は春休み最終日、明日から新学期。

いままでダラダラ過ごしていたのに、
学校が始まる…勉強が…と
いよいよ受験生になる姫(仮名)の
あまりの落ち込み様に、
ネットで『乗馬』を検索し始める
娘に甘々な父(50歳)。

しばらく探すと、自宅からそれほど遠くない場所に
最近できた乗馬クラブを発見。
急なのに電話をしたら、お待ちしてますとのこと。
「なんか、体験させてくれるらしいよ」

ぱあああああ…効果音でも入ったんかい、
と思わせるかのように見る見る目が輝く娘。
「行く?」
「行く!!」

そうして車を飛ばすこと1時間。(それでも1時間よ?)
田んぼの真ん中に、それはありました。
入口がわからずウロウロしてたら、
どこからかヤギの泣き声。
すると、向こうから杖を突きながら
歩いてくるおばあちゃん。

『メ~~~~~』
『うるさかよー』
『メ~~~~~メ~~~~~』
『なんねー』

馬に会う前に、このばあちゃんと
ヤギの会話にもう
胸を射抜かれてしまった私達がそこにいました。
(つづく)

※このあと、娘から
『うるさかよー』じゃなくて
『だまらんねー』だったよ、と
校正が入りました。
謹んでお詫びと訂正致します。