「鉱物好き」

小学生の時、祖母がハワイに行った際に
お土産でくれた貝殻のネックレスと、
ローズクオーツ、アメジストの天然石。
その美しさに見とれて
窓辺から差し込む太陽光を透かして
キラキラ輝く石をいつまでも見つめていた。
宝石でももらったかのように大事にしてたっけ…。

その頃からの夢は、アメジストドームを買うこと。
え、知らない? ホラ、むかーしからの旅館の玄関とか
むかーしの金持ちの家とかによく飾ってあったじゃん!!
アレよアレ。いつか理想のアレを家にお迎えするの。
アレにもすごい思い入れがあって、私。

まずぶっとい結晶のクラスタがびっしりあって、
色は濃い紫で、切り口がなまこの切断面みたいに
なめらかに磨き上げてあって…

え、切り口なまことにてるじゃん!
アメジストドームの! ほら!!
…ああ、誰もついてこない…
パワーストーンとか、浄化とか
そんなもんどーーーでもいいの。
切り口はなまこ!!
ぶっとくて鋭利に尖った結晶!!
触るとひんやりつるつるした感触に、
光を当てるとキラキラと輝く透明感。
とにかくあの見た目が好きで…
なんでだろう。

子どもの頃見た映画「ダーククリスタル」のせいかな。
うん、私の事だきっとまんがか映画にかぶれた。
…そうに違いない。
大人になって、こんなに金のかかる趣味に化けるとは。