ようこそ星の王子さま

~発達障害の息子(18歳)と家族のヒストリー~

「ねえたかぞう(仮名)、すぱいすHPの育児日記だけどさ」
「うん」
「あんたが発達障害ってこと、カミングアウトして新連載してもいい?」
「え、別にいいけど」

すぱいすHP開設当初に始めた連載
「スタッフ貴の育児日記」は、妊娠時代から数えて19年も地味に続いている。
実はすぱいすの漫画「おっぱいの達人」に続く長寿連載なのです。
その間、テレビに取材されたりしたこともあったけど
ひっそり、知る人ぞ知る状態で気づけば19年。
お宝息子たかぞう(仮名)は、昨年通信制の高校を卒業致しました。

以前から日記を読んで下さっていた方の中には、
息子のとっぴな行動に「もしや…?」
と思った方もいるかもしれません。

実は、たかぞうは小学校に上がる前に「アスペルガー症候群」の診断を受けました。

自閉症。

名前は聞いたことがあっても、内容に関しては全く無知だった私達夫婦にとって、
それは大きな衝撃でした。
「ホントに?」
「こんなにおしゃべりで人懐っこいのに?」
「英語ペラペラなのに?」
「絶対音感あるのに?」
しかしそれは発達障害の特徴のひとつでもありました。
「こんなに こんなにかわいいのに」
「障害者として生きて行くの?」

驚きと嘆き、悲しみ、

そして安堵と希望。

そう、かわいいかわいいお宝息子のたかぞうと、発達障害と、
私達は共に生きて行く。

愛と笑いがあれば、何も怖いものはない。
泣いちゃうことも沢山あったけど、
それ以上に笑ってみせる。

そんな私たちの日々を改めて振り返って、ここでご紹介したいと思います。
同じ悩みを持つお母さんや、周りにそういったお子さんがいる方、
そして当事者の方々へ。
「星の王子さま」の意味についても後々ご紹介できればと思います。

高校2年の時に、最大の山場だった「本人への告知」を済ませ、
息子は自己分析が出来るようになりました。

当時の編集者に言われた「パンツを脱いだ原稿を書け」の言葉を胸に
実は隠していたもう一枚のパンツをいよいよ脱ぐ時が来たようです。

いままでのアホな育児日記とはちょっと違うかもしれませんが、
本当に伝えたかった「事実」を「ありのまま」に書いていきたいと思います。

どうか お付き合い下さいませ。

スタッフ 貴