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15話 「小学校入学」

いよいよ小学校へ入学する日が近づいてきた。
障害を告知されて以来、だいぶお利口さんになったとはいえ
まだまだ心配なことは沢山ある。

一番の問題は、普通学級に入るかどうか。

ここは直接相談するしかない、と意を決して
小学校へ行き、息子のことをきちんと伝えることにした。
校長先生と教頭先生、保健の先生を前に
息子の状況を語る。

※イメージ

とにかく不器用です。読み書きおしゃべりはできますが
不器用です。リボン結びができません。
耳で聞いた指示を理解できないことがあります…。

切々と語っていると、校長先生が「お母さん」と間を割って入ってきた。
「小学校低学年の男の子は、みんな似たようなものです。
お話を聞くと、一緒に授業を受けても大丈夫だと私は思いましたよ」
「高学年になったら、もしかしたら他のお友達との差が出てくるかも
しれません。それが問題になって、特別な支援が必要だと判断されたら
その時に考えましょう」と言ってくれた。

てっきり、「そんな困ったお子さんは私たちでは無理です」と
断られるのだと思っていた。
それでいいんだ。
発達障害って、そんなあいまいな感じでいいんだ。
さすが、先生たちはそんな子たちも普通の子と同じように受け入れて
息子を特別扱いしながら勉強を教えてくれるんだ、さすがだなあ。
私は発達障害についてほぼ無知だったけど、
学校の先生はいろいろご存じなんだわ。

アホな私はその時も、能天気にそう思っていた。
(つづく)