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26話 「専門機関へ相談に」

方程式の途中式が書けない息子。
学習障害を疑い、自治体の専門機関へ相談に行くことになった。
IQのテストや運動能力のテストなど、
数日にわたって相談しながらいろいろやってみる。
え、IQ思ったより高いですね。
でも、…ああ、グラフにするとほんとにわかる。
一つひとつのことができたりできなかったり、
極端なジグザグになっていた。

※イメージ

また、自宅でも何とかその謎を探ろうと、○×式、心理テスト形式など
いろんな方法で息子の深層心理を解き明かす。
すると、浮かび上がった答えが
「途中式を書くと、余計わからなくなる」ということ。
地球人の私には、なぜそう導き出されるのか全く分からなかった。

しかし、専門機関での見解は
「視覚視野のとらえ方が違うのではないか」ということだった。
ゲーム画面全体を一瞬で読み取る彼らの視覚は、
全体の文字や数字が一度に目に入ってしまうらしい。

つまり、私たちが当たり前のように横書きを
左上から一行ずつ順に読んでいっているのに対し、
彼らは画面全体の文字が目に入ってしまうため、
情報過多になってしまうらしいのだ。

ああ、こんなところに特性が発動してしまったのか。
どうしよう。どうしよう。もう駄目だ。

しかし、その後。
ノートを見ると、=を真下ではなく真横に書いて
懸命に方程式を解いた跡が。
長く、長く右に伸びたその式は希望の道となり、
やがて「今まで何だったの?」と思うくらい
すんなり真下に=の途中式を書くようになった。
やがて数学で50点満点中、46点を取って帰ってきた。

駄目じゃなかった。

ちゃんと、自分で解決の道を見つけた息子に
心の底から感動した。
(つづく)

その1 答案用紙

途中式が真っ白。 よく見ると、数字を書いては消した跡が残る。

その2 心理テスト

〇×式の心理テスト後のフリー回答。「途中式を書いた方が答えが出ないと思ってしまう」

その3 困りごと

何に一番困っているか、なぜなのか知りたかったので聞いたらこの答え。 怒ってないつもりだったけど、怒ってたみたい。 字が汚いのは母親ゆずりか(笑)

その4 たかぞうの進化

ある日見たノート。 イコールを右に右に書いて 答えを導き出していた。 2週間ほどこの状態が続いた後、正しく下へイコールを書くようになりました。