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29話 「魔法の付箋」

「エジソンやアインシュタインもそうでしたし、東大生に多い」
「医大の教授とか、研究職の人にもいっぱいいます」
と聞いていたので「知能が高い」んだラッキー♪
と思っていた私の思惑とは裏腹に、
パッとしない息子の成績。
方程式はなんとかクリアできたし
英語は好きみたいだけど
とにかく集中力が続かない。

※イメージ

ゲームしてるときは3時間でも正座したまま
動かないくせに…ブツブツ
たった30分の自学をするエンジンをかけるのに、
2時間くらいかかる。
やればできるのにやらない。
それは私たち夫婦をこの上なくイライラさせた。
すると、もうすぐ3年生になる秋のこと。
そんなことを相談していた知り合いの方から、
大学の教育学部の学生さんを紹介してもらった。

縁あって家庭教師に来てくれたその先生に、
息子のことを話すと
「じゃあ、付箋をお借りできますか」と言って、
「次に僕が来る1週間後までに、これをしておいてね」
と言って「〇月〇日」と、問題集の毎日やる部分に日にちを書いた付箋を、
次々と貼っていった。
まずは3教科、2ページ。一日6ページ。

いやいや、今まで一日1ページするのもやっとだったのに
そんなそんな。

しかし。
翌日、家に帰った私は完璧に仕上がった6ページの問題集を見て、
腰を抜かしそうになった。

何? 魔法!?

(つづく)