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41話 「スクーリング」

無事に通信制高校に編入したものの、
入学前から気になっていたのが年に一度の「スクーリング」。

普段は自宅で勉強して、たまに提出物を持って
学校へ行く程度の登校でいいのだけど
体育などの必要なカリキュラムを、
集中してその時に受けるため5日間ほど合宿をするのだ。

※イメージ

全く知らない人と、数人同じ部屋で過ごす。
しかもスマホ持ち込み禁止。
いや、絶対持っていく人いるはずだって!
と言っても、真面目で「違反して怒られる」ことに
とにかくビビるたかぞうはルールを守ることに徹底してこだわる。

元気のいい、やんちゃな子達もいれば
息子のようにおとなしい子達もいるはずなので、
なんとかこのスクーリングをきっかけに
一人でもお友達が出来ますように…
それを願うばかりだった。

とにかく、することが無いとき、自由にしていいときが一番困る彼ら。
スマホは、授業中以外ならいいですよとやっと許可が下りて
持っていくことが出来た。

そもそも、ゲームだって面白くて大好きだから始めたわけじゃない。
「何もしないこと」「ぼーっとすること」が出来ない不安な時間を
「ゲーム」は埋めてくれる。

この頃、ゲームが「好き」というベクトルとは
何か違うことにやっと私は気づいた。

(つづく)