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47話 「大きな山をひとつ越えて」

思い起こせば、発達障害が発覚した頃。
最大の課題にしていたのがこの告知だった。

障害を持つ子の親にとって、
細心の注意を払うべき大事な通過儀礼だからだ。

何か問題が起きるたびに今か、今なのか、と
かまえてかまえてファイティングポーズをとりながらも
拳を引っ込める、の繰り返し。

※イメージ

そんな日々を12年も続けてきた。
今回の告知の大成功は、そんな私への
ごほうびだったに違いない。
この大きな山を越えたことで、一気に視界が開けた気がする。

この頃、今連載させて頂いている
「星の王子さま」をいつか書きたいという気持ちが
芽生えはじめた。
私の失敗や過ちが、誰かの役に立つかもしれない。
そして私がどんな思いで子供たちを育ててきたか、
当時連載していた育児日記だけでは書ききれなかった
本当の思いを全て書き尽くそう、と心に決めていた。

今、こうして沢山の方々に読んで頂けることが本当に嬉しく、
同じ境遇の方々と共に頑張れていること、
王子さまを支えてくれている方々に思いが伝わったこと、
本当に全てに感謝の気持ちでいっぱい。

実は、我が家にはもう一人お姫さまがいて
そちらの話もかなりディープなドラマがあるのですが
それはまたの機会に。

とにもかくにも、告知を終わらせたことで
山越えはできたものの、その先で私は
途方もなく広がるいくつもの大きな山々を
新たに見渡すこととなるのだった。

(つづく)