眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

睡眠相後退症候群の診断が下りたのは、本当に偶然というか
奇跡というか、執念というか
とにかくいくつもの要因が重なったおかげで、
とある先生に出会うことができたのが
とても大きかったと思います。
後にその先生がNHKに出演されるほどの
とても権威ある方だと知って、本当にご縁に感謝。

そこで私は娘の体のとても重大な秘密を知ることになりました。
それは、「14年間ほぼ熟睡してない」ということ。
赤ちゃんの頃から寝つきが悪く、夜泣きもひどかった。
そんな娘が、10歳頃のある朝言ったのです。
「お母さん、今日ね、夜に目を閉じたあと目を開けたら朝だった!」
すごい発見をしたかのように当たり前のことを言う娘の
奇妙なこのセリフを、私も娘も覚えていました。
「あの時だけだよ、一晩中夜の記憶がないの」
「あれから夜はただ目を閉じてるだけ」
「朝に、やっと少しだけ記憶が飛ぶかな」
睡眠障害の可能性を指摘された時に交わした会話。
私はその時、膝から崩れ落ちるほどのショックを受けました。
寝てない? 今までずっと??

治療は、とにかく眠らせることから始まりました。
「このまま無理矢理早起きをさせてたら、この子は死んでしまうよ」
と先生に言われたからです。
「自分で起きるまで絶対起こさない」「1日10時間以上は必ず寝かせる」
「寝た時間と起きた時間を記録する」
そして赤ちゃんに使うほど微量の薬を使い、何とか眠らせることに。
そして睡眠記録を見て、さらに私はショックを受けるのでした。
(つづく)