眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

病院へは、月に1度通うことになりました。
それまで毎日睡眠時間を記録して、受診時に持ってくるよう指導されて
面倒くさがり親子には最大の試練だったけど、
「まず、今までの睡眠リズムを記入してください」と言われて
娘にヒアリングすることにしました。今までどうだった?
「10時半くらいに布団に入るでしょ」
ふんふん。
「1時間くらいゴロゴロしてだんだん眠くなって」
へー。
「1時半か2時くらいに目が覚めて」
ほう。
「それからずっと目を閉じたり開けたりして」
は、はあ。
「4時か5時くらいになって、やっと眠たくなってきて」
…。
「6時半にお母さんに起こされる」

まてまてまてまてまて。
なんだこの睡眠リズム。
こんなの、子どもの睡眠状態とは思えない。
そりゃ朝もぶすくれるわ!
学校行けなくて当然だわ!
怒涛(どとう)のように押し寄せる罪悪感。
私がぐーすかぴーすか寝ていた間、
この子は真っ暗な中を一人で何時間も起きてたの?
逆に、よく今まで起きて学校行ってたな!?
「学校行ってる昼間も、いつも眠たい。ずーっと眠たいけど、
学校お休みしてる時でも昼は眠れないの」
初めて知る事実にショックを隠しきれない私は
ごめん、気づかなくてごめんと謝りながら泣いていました。

(つづく)