眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

受験生ということもあり、学校からは
「受験日に起きられる癖をつけるためにも、
学校をお休みする日でも早起きさせてください」と言われ
それもそうだと無理やり起こしてから仕事に行っていました。
まさか、それが大きな間違いだったなんて。
私たちの世代は、どれだけ寝てないかを自慢したり
寝ずに頑張るほど偉い、とされてきました。
しかし娘の病気を境に、私は
息子に発達障害が発覚した時と同じく
それまでの価値観を全否定されてしまったのでした。

初めて診察した日、先生が娘に向かって
「今まできつかったろう。大変だったね」と言ってくれた時、
娘が泣きました。
そうだ。一番つらかったのはこの子だったのに、
自分だけが大変だと思い込んでいた自分を恥じました。
娘は、昔から頑張り屋さんだったんですよ。
兄を見ていたからか、自分だけはおりこうさんになろうと
小さいくせに小さい子のお世話をしたり、
怒られないように怒られないように
ゲームをしているお兄ちゃんの隣で
ちゃんと宿題したり。
いい子でいようと一生懸命でした。

それは娘が持つ、ある性質が原因だったことが
最近になってわかってきました。
それについてはいずれ触れますが、
とにかくその時は「眠らせる」ことに
全力で取り組むことにしたのでした。

(つづく)