眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

娘を眠らせるために、ごく少量の薬を使う決断をしました。
「睡眠薬」という言葉には正直抵抗がありましたが、
素人が中途半端な知識で否定することより
今現在の問題を解決することを優先させるべきだと思ったからです。
睡眠を導入するサプリは海外から個人輸入、
中途覚醒をおさえる睡眠薬は赤ちゃんに使ってもいいくらいの量。
それを飲みながら三ヵ月ほどたつと
睡眠ログに変化がみられました。
ぽっかり空いていた2時から4時ほどの覚醒時間が、
徐々に狭まってきたのです。
だんだん、「昨日は夜中に一度も目が覚めてないかも」
という日もチラホラ。
とはいえずーーーーーっと夢を見ている状態らしいので
熟睡感には程遠いものの、それは小さいながらも
改善に向かっている手応えを感じる出来事でした。

もう、受験は目前に迫っていました。
実は、娘が学校へ行けなくなった頃から始めたことがあります。
それは、「乗馬」。
もともと動物好きな娘は、とりわけ馬が大好きで
小さな頃からイベントなどで引き馬があれば必ず乗りたがり、
とにかく馬を見かけたら一目散。
中3の新学期を迎える前の日に、
学校へ行けないかもと落ち込む娘と訪れた乗馬クラブで
運命的(?)な出会いをしてしまい
娘と(なぜか旦那にも)お願いされ、入会することになり
「お貴族様かよ」と突っ込まれながらも
毎週乗馬に通っていたんですよ。
それが、それまで全く考えられなかった「高校進学」への
希望となるとは、その頃は気づきませんでした。

(つづく)