眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

その頃は、やっと保健室登校ができるまでには
なっていました。
当時の担任から毎日のように朝からの登校を促される中で、
どんなに病気のことを説明しても理解してもらえず、
親子ともども疲れ果ててしまい
中学校へ行くことを諦める覚悟で
校長先生に直談判したところ、
やっと病気のことを理解してくれたことがすごく大きかったです。
「学校へ来るだけでも頑張ってる」と言ってくださった時は
声を上げて泣きました。
認めてくれたことで、娘が少しづつ前向きになり
しっかり睡眠を取った上で遅刻してでも学校へ通うようになりました。

そんな中、娘がテスト用紙を持って帰ってきました。
見ると、30点。
今までは、ほぼ白紙で0点だった国語のテスト。
「今日受けたらね、『下線部2について答えよ』のところで
迷子にならなかったんだよ。今までは、問題を読んで
本文を読み直してるうちに『あれ、今何してるんだっけ?』
ってなって、訳が分からなくなってたから」

眠っていない上に、ストレスで過活動状態になっていた
それまでの娘の脳では、長文問題なんてとても解けなかった。
それが、睡眠時間をなんとか確保する中で
だんだん文字を追えるようになり、
問題について考えることができるようになっていたのです。

小学校5年生の頃から、ほとんど勉強ができていない娘が
やっとスタートラインに立つことができたように思えました。
(つづく)