眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

学校へ通えなかった間も、毎朝のお迎えに加えて
なぜか毎週末お友達が遊びにきてくれました。
昼ごろ起きる娘の時間に合わせて、ちらほら集まり出し
部屋からはいつも聞こえる笑い声。
娘の体調に合わせてなのか外に出ることもなく、
ほぼ家の中でずっと一緒に過ごしてくれました。
その友人たちとは、高校生になった今でも
仲良くしてもらっています。
本当に、その子たちのおかげで娘は
いろんなことに耐えられたのだと思うと
感謝しかありません。

一時期は諦めた高校への進学でしたが、
続けていた乗馬のおかげもあって
馬術部がある高校への進学を希望するようになりました。
3年生の秋まで、ろくに勉強らしいことを何一つしていない娘が
高校受験。それは無謀に近い挑戦でした。
光明があるとしたら、前期試験なので「作文」と「面接」のみ。
とはいえつい数カ月前まで、漫画も読めなかった娘です。
400文字の原稿用紙が大海原のように広がり
私たちは、その手前で立ち尽くすしかありませんでした。

しかし。
『下線部2』の山を越えた娘は、国語のテストの最後にある
短文問題を半分ほど書けるようになり、
そのうち全て埋めるようになりました。

「国語の先生が、『書けるの?』ってびっくりしてた」
そりゃそうだろうね。お父さんもお母さんもびっくりだよ。
(つづく)