眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

いよいよ受験日がやってきました。
本も読めなかった娘が、初めて挑む受験。
息子の時は、模試を受けさせたり家庭教師をつけたり
あんなに必死で勉強させていたのとは対照に、
娘は「ひたすら寝せる」ことと
作文で何がテーマでも応えられるようにシミュレーションしつつ
ひたすら農業関係の「漢字」を練習、
そして面接ごっこにいそしみました。

家から高校まではかなりの距離があるため、通常よりも
かなり早めに起きなければいけません。
しかし、緊張からか意外にすんなりと早起きした娘と主人と3人、
まるでドライブでもするかのようにキャッキャと笑いながら
受験会場へ向かいました。
試験が終わるまで駐車場で待っていましたが、まー長いこと長いこと。
こんなに緊張したのは久しぶりで、
どうしようどうしようとオロオロしたかと思えば、
どぎゃんでん、なるごてなるたい、と開き直ることのひたすら繰り返し。
時間になりやっと帰ってきた娘の表情は、思ったより明るく
「作文、全部書いてきたよ!」
「面接も、聞かれたことは全部答えた。最後の自己アピールは緊張したけど!」
と自信たっぷりに答えたのを聞いて、
「もう、落ちても受かってもいいや」と思えました。
超がつくほどの人見知りで、とりわけ年配の男性と話すことが
とにかく苦手な娘が、同じ高校を受ける友人もいない中
睡眠障害という病気と闘いながらたった一人でここまでできた。
もうその事だけで充分だと思ったからです。

結果は、奇跡の「合格」。娘を見守ってくれたたくさんの人が喜んでくれました。
(つづく)