眠れない森のお姫さま

ようこそ星の王子さま 続編

    

高校は自宅から車で1時間かかるところにあるため、
寮に入ることになりました。
あの甘ったれ娘がですよ。
練乳に蜂蜜をかけたようなどけだっか甘ったれがですよ。
「馬がいるならヘーキ」と言い放って寮生活だなんて!!
私はもちろん、娘溺愛の主人は入学する最後の最後まで
「極端すぎるんだよ!!」とブーブー文句言ってました。

しかし、数年間家に閉じこもっていた娘が
西日本一の敷地面積の広さを誇る高校へ通うことになるなんて
本当に人生何があるかわからないなあ、としみじみ。
中学校でギチギチに校則に縛られて
怒られないようにビビりまくっていた娘は、
「え、靴って自由なの?」
「え、バッグも好きなのでいいの?」
と新しい生活に驚きつつも、大好きな馬と
24時間一緒にいられることが楽しみで仕方ないらしく
高校生活の準備にいそしんでました。
それと同時に、やはり心配なのは体調管理。
馬術部は朝から馬のお世話があると聞いていたので、
説明会の時に顧問の先生とお話をすると
「だいたい6時くらいに来てもらうことになります」
と言われて、やっぱりそうか…と不安になりました。
持病があってと言うと、そこは相談次第で大丈夫ですよ、とのこと。
その頃は薬の効果か、中途覚醒もだいぶ減って来たので
10時間睡眠じゃなくても大丈夫になるかも?と
淡い期待を寄せていたのもあり、
娘と「とにかく頑張ってみよう! 馬のためならなんとかなるよね」
と希望にあふれたおかしなテンションのまま突っ走っていました。
(つづく)