【583号】すぱいすフォーカス – 家族の”辛さ問題”解決! 味変カレー

家族に辛いものが苦手な人や小さなお子さんがいると、家庭のカレーは甘口が定番になりますよね。「辛いカレーが食べたい」と思っても、2種類作るのは面倒…。そこで甘口カレーを辛口に“簡単味変”できる技を、プロに聞きました。

スパイスで風味と辛さをプラス

家庭の甘口カレーを手軽に辛口に変えるには、スパイスを使うのがコツです。スーパーなどで購入できる瓶入りのスパイスで風味と辛さをお好みに変えることができます。

まず試してもらいたいのが、パウダースパイスのガラムマサラとカイエンペッパー。食べる直前に甘口カレーに少しふりかけるだけで、新鮮な香りと辛さが加わり中辛以上に変わります。

さらに、ちょっとだけ手間をかけるならスパイスを油で炒める「テンパリング」に挑戦してください。唐辛子やクミン、マスタードなどのホールスパイスをオイルでしばらく熱し、甘口カレーの鍋に混ぜると、見た目も食感も変わり、より本格的な味わいになりますよ。紹介している分量はあくまでも目安なので、好みで自由に調整を。

今回使用したスパイスは、カレー以外の普段の料理にも使えますので、気軽に試してみてください。

教えてくれたのは

スパイス&カフェnico
オーナー 喜悦寿夫さん 高子さん


スパイス これを使いました

(1)ガラムマサラ

コリアンダーやターメリック、クミン、ペッパーなど複数のスパイスを混ぜ合わせた、辛みと香りのミックススパイス

(2)カイエンペッパー(パウダー)

赤唐辛子を粉末状にしたもの。強い辛みが特徴

(3)クミンシード(ホール)

スパイシーな香り。カレーに欠かせないスパイス

(4)ブラウンマスタードシード(ホール)

マイルドな辛みと豊かな風味の粒状の洋からし

(5)レッドペッパー(ホール)

赤唐辛子を乾燥させたもの。別名「鷹の爪」


ガラムマサラは仕上げのスパイスともいわれており、食べる直前に使うとフレッシュな風味を楽しめます。カイエンペッパーは辛味の強いスパイスなので少しずつ加えて。いずれもお皿の上で量を調節できるのがポイント。パウダースパイスはかけ過ぎると粉っぽくなるので、少しずつ足して調整を。

使用するスパイス
  • ガラムマサラ…お好みで
  • カイエンペッパー…お好みで
使い方

甘口カレーを皿に盛り付け、食べる直前にガラムマサラをふりかけます。より辛くしたいならカイエンペッパーをプラスして好みの辛さに。


スパイスは油と相性が良く、一緒に使うことで風味がより引き立ちます。クミンやマスタードは食べられるスパイスなので、ツブツブの食感も楽しんで。調理する際は、フライパンを手前に傾けて広がらないように炒めるのがコツ。油の跳ねには注意を。焦がしてしまうと苦くなるので、炒め過ぎないように!

使用するスパイス
  • サラダ油…大さじ1/2
  • 赤唐辛子…2本
  • ブラウンマスタードシード…小さじ1/4
  • クミンシード…小さじ1/4
作り方(2皿分)

(1)フライパンに油を入れ中火で熱し、赤唐辛子を炒める。(2)赤唐辛子が黒くなってきたらブラウンマスタードシード、クミンシードの順に加え、さらに炒める。(3)スパイスがパチパチと跳ね出したら甘口カレーの鍋に戻し入れ1〜2分間煮込む。


ここにも使える!「nico」直伝!スパイスレシピ

今回紹介したスパイスは、カレーだけでなく普段の料理とも相性ピッタリ。「nico」直伝のミックススパイスで使い道が広がります。

スパイスレシピ

ガラムマサラとカイエンペッパーを2:1の分量で混ぜ合わせるだけ。カレー粉とは違った風味が楽しめます。サラダやスープ、揚げ物、お肉の下味として大活躍。

上手な保管方法

ほとんどのスパイスには保存料が入っていないので、早めに使い切るのがベスト。直射日光の当たらない冷暗所で保存を。