【402号】正月過ぎても大活躍!! もちの秘めたるチカラ

もう、「お正月の残り物」とは言わせない!

仕事や学校も始まり、正月気分も抜けきった今日この頃。しかし、「わが家にはまだ、余ったもちが…」なんて人も多いのでは? 正月を過ぎた途端に“余りもの”として扱われるもちですが、実はアスリートが試合前に食べるほど、エネルギー満点の食べ物。今回は、餅の持つパワーの秘密とおいしい食べ方を紹介します。さらに、間近に迫った「熊本城マラソン2018」に参加するランナー必見のアドバイスも!

すぐに試せる!カンタン!もちレシピも紹介

すぐに試せる!カンタン!もちレシピも紹介


エネルギーのかたまり"もち"を食生活に上手に取り入れよう!

炭水化物、タンパク質など ご飯を上回る栄養価を誇る!

同じ米でも、ご飯のうるち米に対し、もちはもち米です。うるち米ともち米は、でんぷんの組成の違いで、粘り気に差があります。でんぷんの成分はアミロースとアミロペクチンで、後者が多く含まれていると粘り気が強くなります。もち米のでんぷんはほぼ100%アミロペクチンなので、もちがあんなに伸びるというわけです。

ご飯に比べて炭水化物やタンパク質が多く含まれ、少量食べるだけで効率的にエネルギーを補給できる滋養食品なので、体力を必要とする持久系のスポーツ前の栄養補給に最適です。さらに、消化が良い割に腹持ちが良いので、仕事などで時間がないときにサッと食べるのもおすすめ。

ただし、体重の気になる人は食べ過ぎにご注意を!カロリーもご飯より高めです。あくまで「ご飯の代わり」として、上手に食事に取り入れましょう。

日本赤十字社 熊本健康管理センター 管理栄養士
村田 舞さん

お正月だけでなく普段の食事にももちを活用して元気な毎日を送りましょう!

もちっ!コラム(1)

もちの消化をさらに早める大根おろし

もちは米をすりつぶしているので、「(ご飯に比べ)消化が良い」といわれます。消化が良いと、摂取したエネルギーがそれだけ早く活用されます。消化をさらに促進するためにおすすめなのが、大根おろしと一緒に食べること。大根おろしに含まれる、でんぷんを分解するアミラーゼという消化酵素が、もちの消化を助けてくれます。おろしたての大根を使うと、アミラーゼの働きが一層効果的に!


お手軽!カンタン!

もちレシピでエネルギーチャージ!

わが家でも“もちパワー”をフル活用!

レシピを考案してもらった渡邉まみ先生の息子さんは、実は、高校サッカーで全国大会出場経験のあるスポーツ少年。そのため、息子さんの食事には人一倍気を使っているそうで、「(息子は)食が細いので、少量でも炭水化物などのエネルギーが多いもちは重宝しています」。

今回のレシピのように、もちは工夫次第で和風でも洋風でも、さらにデザートにも活用できるので、「育ち盛りでたくさんのエネルギーを必要とする子どもにもピッタリ!」と渡邉さん。

レシピ考案 料理研究家
渡邉まみさん

プロフィル

栄養士、食育料理研究家、アスリートフードマイスター。熊本、大分を中心に料理教室の講師を務めるほか、「テレビタミン」(KKT)への出演や飲食店のメニュー考案なども手掛ける。レシピ考案のモットーは「おいしい・簡単・幸せ」。

渡邉まみさん


もち入りお好み焼き

山芋×もち、Wの“ねばり”で疲れも吹き飛ぶ!?

詳しいレシピはこちら

もち入りお好み焼き

もちグラタン~ラザニア風~

洋風にアレンジすれば子どもの人気メニューに変身

詳しいレシピはこちら

フォンダンショコラもち

ポリフェノール豊富なチョコをプラス! デザート感覚なのに栄養価も◎

詳しいレシピはこちら

もちっ!コラム(2)

ほかの食材との“タッグ”でさらにパワーアップ!

もちは手軽にエネルギーが補給できるだけでなく、焼く・煮る・揚げる・蒸す・レンジで加熱するなど、さまざまな食べ方ができる便利な食材です。相性の良いほかの食材と組み合わせることで、さらに栄養満点の“パワーフード”になりますよ!

のり

定番の磯辺もちに巻くのりは、ミネラル分が豊富!

チーズ

タンパク質やカルシウムを多く含むチーズと組み合わせて洋風にアレンジ!

きな粉

タンパク質や食物繊維たっぷりのきな粉との相性も抜群!


熊本城マラソン参加者必見!

アスリートご用達 もちパワーでマラソン完走&快走!

あと1カ月ほどに迫った、「熊本城マラソン」。今年も1万2000人のランナーがフルマラソンにチャレンジします!実は、経験豊富なベテランランナーやサブスリー(3時間切り)ランナーの中には、レース前にもちを食べる人が多いんです。食べ方や効果を聞いてみました!

トースター持参で臨んだことも

マラソン歴21年になりますが、走り始めた当初からもちを食べています。大会当日の朝、角もちをトースターで焼いて3~4個食べるのが習慣。昔は県外の大会に行く際、もちを焼くためのトースターを持参していました(笑)。もちを食べると、レースの後半までスタミナが持つと感じています。

宮本裕士さん

宮本裕士さん

腹持ちが良くエネルギー切れの心配なし!

もちは初マラソンの時から食べています。また、同じ市民ランナーの妻が、薄いスライスもちを食べているのをまねしてサブスリーを達成できたので、今でもレース前は(スライスもちを)みそ汁などに入れるのが定番です。腹持ちが良く、これまでのレースでは“エネルギー切れ”を起こしたことがありません。

酒井健伍さん

酒井健伍さん

メンバーそれぞれに工夫して摂取

メンバーの多くが、レース前日や当日朝からもちを食べています。糖分も一緒に取れるようにあんもちやぜんざい、みたらし団子を好む人もいるほか、ラストで“粘れる”ようにと納豆もちで願掛けするメンバーもいます(笑)。もちは運動の際に欠かせないグリコーゲンの宝庫なので、試す価値アリですよ!

オーデンACの皆さん

リレーマラソンや個人種目(マラソン、トラック競技)で活躍する県内屈指のクラブチーム

オーデンACの皆さん

オーデンACの皆さん