【462号】山頂でオシャ飯(めし)作って食べよ!
年に2〜3回、山に登るだけで"なんちゃって山ガール"を名乗っていた私。次第に山頂で温かい温かい料理を楽しむオシャレな「山ごはん」(オシャ飯)に憧れを抱くように…。そこで登山のプロに極意を教わりました!(林)
2015年の夏、初めて富士登山にトライ! 無事に登頂し、その感動が忘れられず、その後もちょこちょこと登山を楽しむようになりました。
山頂では、山行の経験が豊富そうな人々がラーメンをすすったり、コーヒーを飲んだり、温かいものを味わっている姿をチラホラ見かけます。対する私はと言えば、いつも冷たいおにぎりのみ。くつろぐ彼らを横目に泣く泣く下山していました(汗)。そんなとき、「山ごはん」をメインに描いた漫画に出合い、もう山頂での食欲を抑えられず…。
そこで、「見ても食べても幸せになれる料理を山頂で食べたい!」と、登山専門店『シェルパ』の坂本史子さんと一緒に玉名市の観音岳に登り、山ごはんに挑戦してきました。
なるべく軽い調理道具を選ぶことで、体力に自信がない人でも負担が少なく、持ち運びできるそう。大切なのは、山にゴミを残さないこと。調理後、道具などを拭くために、ウエットティッシュは必需品です。なるほど。では早速、山頂で料理の指導をお願いします!
お話を伺ったのは
アウトドア&登山専門店シェルパ
スタッフ 坂本 史子さん
Tool 山ごはんに必要な道具
(1)ガス&ガスバーナー
コンパクトな一体型ガスバーナーが人気。ガス缶(OD缶)は250gで5~6回程度、調理が可能。
(2)スキレット
アルミ・チタン・ステンレス製があり、今回は焦げにくいアルミを使用。1人前なら直径17cmくらいのものでOK。
(3)クッカー(小鍋)
汁物を作る場合、深さがあるものを(今回は内径11cm、高さ10.8cm)。
(4)シェラカップ
取り皿・コップ・計量カップとして、マルチに使えるため、山では重宝。
(5)箸・フォーク・スプーン
スライド式や折り畳みできるものがコンパクトでおすすめ。
オシャ飯 Recipe.1
オシャ飯 Recipe.2
今回登ったのは
小岱山(しょうだいさん)・観音岳(玉名市)
標高473m。今回は丸山キャンプ場から約45分で登れました。晴れた日には、山頂から金峰山や島原半島が望めます。
取材を終えて…
食材はラップで包み、調理容器の中に入れると、ザックの中がスッキリして移動中も楽チンでした。料理の工程も思いのほか簡単で、“オシャ飯”とは縁遠い私でも楽しく作れました! 何といっても絶景を眺めながらの山ごはん。…最高~♡
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