【505号】体の芯までポッカポカ! ご当地いろいろ鍋
正月も三が日が過ぎ、鍋物が恋しい季節です。わが家の定番鍋もいいけれど、全国には各地の名物食材を取り入れた個性豊かなご当地鍋がたくさんあります。そんな有名・無名のご当地鍋をピックアップしてみました。家族みんなでおいしい鍋を囲んで、心も体もあったまりましょう。
今夜はご当地 鍋パーティー!
全国各地で食べられているご当地鍋の中から、3つのおすすめ鍋をご紹介。現地の人に教えてもらったレシピをもとに、熊本で入手できる食材を使って実際に作ってみました。いずれも手軽に作れるものばかり。ぜひ自宅でチャレンジしてみて!
全国の鍋づくりにチャレンジ!
伝統料理から新しく考案されたものまで、全国のご当地鍋の中からいくつかをご紹介します。
※一部はネットなどでレシピが紹介されています
◦北海道_石狩鍋…ぶつ切りにした鮭(サケ)の身を味噌(みそ)で煮込んだ料理
◦青森県_せんべい汁…南部せんべいを使った八戸市周辺の郷土料理
◦山形県_いも煮…里芋やコンニャク、キノコなどを煮込んだ鍋料理
◦富山県_ぶりしゃぶ…冬が旬の寒ブリを使ったしゃぶしゃぶ鍋
◦滋賀県_鴨すき…12月~3月が食べ頃の鴨(カモ)肉を使ったすき焼き
◦奈良県_飛鳥鍋…1300年以上前に誕生。鶏ガラと牛乳で具材を煮込む
◦愛知県_ひきずり鍋…名古屋コーチンなど鶏肉を使ったすき焼き
◦山口県_みかん鍋…皮ごとのミカンなどを煮込んだ周防大島の名物
◦福岡県_炊き餃子…豚骨や鶏ガラなどのスープで炊いた餃子(ギョーザ)
◦鹿児島_霧島神話ぼっけ鍋…霧島市で近年誕生。「霧島熟成神話豚」使用
寒い冬にぴったり 個性豊かな鍋料理
まずは秋田県の「きりたんぽ鍋」。つぶした米を杉の串に巻き付け炭火であぶった“たんぽ”を切った、“きりたんぽ”を煮込んだ鍋です。スープの染み込んだたんぽの味わいは絶品!
続いて、広島県東広島市の「美酒鍋」。蔵人(酒造りに携わる人)のまかない料理として考案され、利き酒の仕事に影響のないようあっさりとした味付けが特徴です。酒で蒸して、食材そのもののうま味を引き出します。
最後は、江戸時代から食べられているという東京都の「ねぎま鍋」。具材はネギとマグロだけ。シンプルながらも、滋味深い逸品です。
【秋田県】きりたんぽ鍋
レシピ提供:大館市産業部観光課
作った感想は…
スープが染みたきりたんぽは、モチモチッとした食感がクセになりそうです。
地元の人に聞きました
地元では基本的に大館市比内(ひない)地域の特産品である比内地鶏を使います。スープも比内地鶏のガラから取るのが一般的です。より本場の味を楽しみたい方は比内地鶏スープ&たんぽのセットをお取り寄せしてみて。
【広島県】美酒鍋
レシピ提供:東広島市産業部観光振興課
地元の人に聞きました
鍋は、途中で具材を追加せず一度食べきった後に最初から作るのがポイント。お酒がたっぷり使われていますが、アルコール分は全部抜けるのでお酒が苦手な方や子どもでも安心です。
【東京都】ねぎま鍋
レシピ提供:足立市場協会
地元の人に聞きました
江戸時代から食べられている江戸の町の伝統的な鍋料理です。基本はマグロを使いますが、足立市場(東京都足立区)では、マグロの代わりにメカジキを用いたレシピを紹介しています。
"すぱいす"が熊本のご当地鍋を考える!
すぱいすスタッフが、県内の特産品を使った鍋料理を考案してみました。新たな“熊本のご当地鍋”になったらうれしいかも!?
トマト高菜鍋
生産量日本一のトマト使用
高菜漬けとタマネギを入れた鍋の中央に、湯むきしたトマトをドーンとのせ、水を加えて煮込めば完成。軟らかくなったトマトをつぶしていただきます。高菜漬けから塩気が出るので調味料いらず。最後はご飯とチーズを入れてリゾット風に。
南関鍋
揚げと豆乳の相性抜群
モヤシとニラを鍋に積み上げ、豚肉と南関揚げをトッピング。豆乳+めんつゆを加え、上からギュッと具材を押さえ込みながらふたをして煮込めば完成です。まろやかなスープと南関揚げの相性は抜群。具材の入れ過ぎに注意。締めに南関そうめんをスープに付けていただきましょう。
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