【530号】熊本のナスを食らう

全国2位(※)の生産量を誇る熊本県産のナス。ハリのある艶やかな見た目もさることながら、一口食べるとそのおいしさに魅了されます。ナスは栄養価に優れ、調理方法を工夫すれば余すことなく栄養を摂取できます。今回は、特に栄養価の高い皮を丸ごと使ったレシピをご紹介。さまざまな食材とも相性抜群なので、ぜひ日頃のメニューに取り入れてみてくださいね。ナスの選び方や保存方法、ナス生産者に教えてもらったシンプルレシピも要チェック! あなたも〝ナスマスター〟になっちゃいましょう。

※平成30年産野菜生産出荷統計(農林水産省)より

撮影協力/田中農園株式会社(西区)


和・洋・中、デザートにも!

旬のナスをさらにおいしく食べたいあなた! 和・洋・中、しかもデザートにもなると聞いたら、作らずにはいられないはず。毎日の食卓にも、おもてなしにもなるナスを使ったレシピを紹介します。

教えてくれたのは

イタリア料理教室「la cucinetta」主宰 オリーブオイルソムリエ
坂口 智子さん

http://satoko.webcrow.jp/

熊本は、いろんなナスが出回っているので、旬の味を試してみてくださいね!


【和】冷やして食べるとさらにおいしい! 豚しゃぶとナスのみぞれあえ


【洋】食卓彩るおもてなし料理にも ナスとひき肉のトマト煮込み


【中】ラー油を添えてアクセントに 蒸しナスのネギソース


【デ】味を際立たせるナスのグラッセ ナスのチョコブラウニー

<ナスのグラッセ>(写真左奥)

詳しいレシピはこちら

<ナスのチョコブラウニー>

詳しいレシピはこちら


表紙のナス生産者 イチオシの食べ方

食べ方(1)

レンジで蒸したナスに、ツナ、大根おろし、カイワレ大根をのせ、めんつゆとポン酢同量を合わせたタレをかけて!

食べ方(2)

ナスをグリルで焼いて皮をむき、中身をミキサーにかけ、牛乳やコンソメを加えてポタージュに。夏場は冷やして食べるとGOOD!

教えてくれたのは

田中農園
田中高毅さん、智子さん夫妻

鮮やかな紫色で肉厚の「でこなす」をはじめ、契約栽培で白ナスやゼブラ柄のナスなど、おもしろい品種のナスも育てています!


暮らしに役立つナス百科

知っているようで、知らない「ナス」について、熊本県立大学環境共生学部の白土英樹教授に聞きました。

Q.どのような栄養素が 含まれていますか?
A.

ナスは、そのほとんどが水分で、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムが豊富な野菜です。紫色のみずみずしい皮には、アントシアニンという抗酸化力に優れた成分が豊富で、がんや生活習慣病の予防に効果があるといわれています。


Q.おすすめの調理法は?
A.

油との相性が良い野菜です。コクが出ておいしさが倍増しますが、油をとても吸収しやすく高カロリーになってしまうため注意が必要です。また、栄養価の高い皮は、なるべくそのまま調理し、いただきましょう。皮に含まれるアントシアニンは水溶性のため、みそ汁などは溶け出した栄養分をそのまま取れます。


Q.調理の際、鮮やかな 紫色を保つには?
A.

ぬか漬けの場合、昔から、ぬか床にくぎを入れてナスの色を鮮やかに保つという方法がとられています。酸性に傾くと鮮やかな紫色となるため、調理に酢やミョウバンなどを使うと色止めになります。また、素揚げなど一度油通しをするのも効果的です。


Q.新鮮なナスの選び方は?
A.

がくの部分に付いているトゲが鋭いものが新鮮です。しかし最近はトゲのない品種も多いので、皮の色が鮮やかで、艶やハリのあるものを選びましょう。


Q.鮮度を保つ保存方法は?
A.

低温保存には向かない野菜です。冷暗所か、冷蔵庫に入れる場合は、新聞紙などに包み、ポリ袋に入れておきましょう。


教えてくれたのは

熊本県立大学環境共生学部
白土英樹教授

ナスの皮を捨ててはもったいない! 上手に調理しておいしくいただきましょう。