②タテハモドキ

生き物が示す自然の変化

年々自然災害が激しさを増しているような感じがします。

自然の異変は、実は、昆虫の方が人間より早く感じます。島の東側にある町の学校に勤めていて、子どもたちと遊んでいたとき、初めて見る模様の蝶を見かけました。オレンジ色の羽に、目玉模様があります。新種かなと、ウキウキして図鑑で調べると「タテハモドキ」=写真=という名前です。生息域を調べて驚きました。なんと、北限が鹿児島県でした。それが天草にいる…。温暖化と関係があるのでは? とウキウキどころか、ぞっとしました。今から27年も前のことです。

すると後年、それまで見たこともないような、南方系の蝶やトンボが天草で見つかりました。さらに、それらの生息域は九州を超えて北上しています。平均気温の上昇に伴う自然の変化は、昆虫だけではなく野草、野鳥にも見られます。身近な自然に普段から目を向けていると、思いがけないものに気づかされます。

尾中さんってこんな人 幼いころから、勉強は忘れても海や川、野山での遊びは忘れませんでした。趣味はいろいろ。バードウオッチング、写真、スポーツ観戦(サッカー、野球)、読書、ガーデニングです。天草市在住