トップアスリートとして活躍し、現在は運動指導などに当たっている川上優子さんがつづる、心も体も元気になれる“サプリメント・コラム”。
心と体を磨く"Y"の法則
川上優子
筆者プロフィール
1975年、松橋町(現宇城市)生まれ。信愛女学院高から沖電気宮崎に進み、アトランタ(1996年)、シドニー(2000年)両五輪の陸上1万メートルに出場し、アトランタでは7位入賞。現在、一般社団法人スポーツコア代表として、ランニングを通じた地域貢献に取り組む。
Vol.3 健康の基本は「食事のバランスと体の柔軟性」
健康志向が高まる昨今。巷(ちまた)には食事や運動に関する情報があふれています。その中で自分に合ったものをチョイスするのは至難の業。私は、「体によい」といわれるものを片っ端から試すよりも、今の自分の食生活と体の柔軟性を見直すことが何よりも重要だと感じています。
まず、食事はバランス。自分の好物ばかり取り過ぎていませんか? そして柔軟性。体が硬いのを自慢したりしていませんか?(笑) 柔軟性を高めるストレッチは、理想を追い求めるのではなく、自分のできる範囲内で呼吸と共に繰り返し行うものです。同じ動作を2~3回繰り返すと効果大! 決して誰かと比べるものでもありませんので、無理な動きは要注意です。
動きもシンプルなもので構いません。学生の頃、体育の時間や部活で誰もがやったことのある屈伸、開脚、アキレス腱(けん)伸ばし。踵(かかと)を地面から離さずにどれくらいできますか? たったこれだけでも、丁寧に繰り返し行うと体は必ず応えてくれます。頑張り過ぎず、自分にできることから一つずつ始めましょう。
ランニングクリニックで訪れた新潟で食べたノドグロ。おいしいものを食べると幸せな気分に!
プラスワン エクササイズ
股関節のストレッチ
「歩く」のは全ての動きの基本。股関節の可動域が狭いと体全体の動きに影響します…。
1
仰向けになって片膝を直角に立て、自分の足の重さで体の外側にゆっくり倒していく。
2
無理なく開くところまで倒したら、ゆっくりと元に戻す。
無理なく開くところまで倒したら、ゆっくりと元に戻す。
Point!
膝を倒す時に腰や背中が浮かないように!
効果
股関節の可動域拡大や骨盤矯正に
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