トップアスリートとして活躍し、現在は運動指導などに当たっている川上優子さんがつづる、心も体も元気になれる“サプリメント・コラム”。

心と体を磨く"Y"の法則

川上優子
筆者プロフィール

1975年、松橋町(現宇城市)生まれ。信愛女学院高から沖電気宮崎に進み、アトランタ(1996年)、シドニー(2000年)両五輪の陸上1万メートルに出場し、アトランタでは7位入賞。現在、一般社団法人スポーツコア代表として、ランニングを通じた地域貢献に取り組む。


Vol.5 自己を分析し、自分の言葉で語ることが自立

今春から、ある実業団チームのコーチングを行っています。指導に当たる中で強く感じるのは、「自分のことを自分の言葉できちんと伝えられない選手」が増えていること。
要因の一つは、自分で考えて答えを出す前に、周りが答えを出し過ぎていることだと思います。

親であれコーチであれ、「この子(選手)に失敗させたくない」という親心が、「それはダメ」「危ないからやめなさい」「こうした方がいい」「普通はこうだから」という言葉になって出てしまってはいないでしょうか。指示ばかりが先行して、本人が答えを出すための時間を与えずに、一方的に話してしまってはいないでしょうか。その結果、子どもや選手たちの返事は、「うん」や「ハイ」で完結してしまいます。

私が選手と向き合う時に大切にしているのは、コーチングよりもヒアリング。自分が何を感じて何を考えているかを自己分析する力こそが、どの分野においてもパフォーマンスの向上と自立への第一歩だと感じているからです。

1998年のバンコクアジア大会での一コマ。女子1万mで金メダルを獲得しました。隣は?(笑)

1998年のバンコクアジア大会での一コマ。女子1万mで金メダルを獲得しました。隣は?(笑)


プラスワン エクササイズ

肩まわり&大胸筋のストレッチ

普段あまり使うことのない肩まわりの筋肉。でも、動かさずに硬くなってしまうと、四十肩などの原因になります。

壁に胸をつけ、腕を肩ぐらいの高さまで上げる。

壁に胸をつけ、腕を肩ぐらいの高さまで上げる。

腕はそのままで、体を少しずつ壁から離し、壁と直角ぐらいになったら8秒止める。同じ動きを左右3セットずつ行う。

腕はそのままで、体を少しずつ壁から離し、壁と直角ぐらいになったら8秒止める。同じ動きを左右3セットずつ行う。

Point!

胸を壁から離すときに、体の側面は壁から離れ過ぎないように意識する!(無理に直角にせず、いた気持ちいいところで止める)

効果

肩こり予防や猫背の改善に効果アリ!