トップアスリートとして活躍し、現在は運動指導などに当たっている川上優子さんがつづる、心も体も元気になれる“サプリメント・コラム”。

心と体を磨く"Y"の法則

筆者プロフィル

1975年、松橋町(現宇城市)生まれ。信愛女学院高から沖電気宮崎に進み、アトランタ(1996年)、シドニー(2000年)両五輪の陸上1万メートルに出場し、アトランタでは7位入賞。現在、一般社団法人スポーツコア代表として、ランニングを通じた地域貢献に取り組む。


Vol.15 運動能力や歩く姿にも影響する「正しい重心の位置」

高校・大学を卒業したアスリートを見ていると、幼少期にどんな動き(運動)をしてきたかが、現在のパフォーマンスに大きく影響すると痛感します。 少なくとも小学生のころまでは、可能な限り多くのスポーツに触れる環境が重要です。

どのスポーツにおいても共通するのは「重心の位置」。これによって体の動きが変化していきます。体の動きが変わると、当然使う筋肉や関節も違ってくるので、必然的に体形も大きく変化していきます。瞬発力や柔軟性を高めやすい幼少期に正しい重心位置を体得しておくと、将来やりたいスポーツ全てに生かすことができます。

「重心」はスポーツ選手に限らず、地球の重力の中で生きる私たちにも通じるので、普段の自分の歩き姿をチェックしてみてはどうでしょう。両手を上げて背伸びをしながら爪先立ちした状態から、ゆっくり踵(かかと)と腕を下ろした姿勢が、最も重心が整っている位置です。そこからお尻をキュッと締めて片脚にしっかり体重を乗せ切って歩き出すと、とても優雅に見えます。また、正しい重心を保つことは、膝や腰への負担を減らし、健康維持にもつながります。ぜひ、日常の動き全てをエクササイズにチェンジしてみてください!

監督を務めるキャノンAC九州の合宿で訪れている北海道にて。厳しい練習の合間にラベンダーの香りに癒やされます

監督を務めるキャノンAC九州の合宿で訪れている北海道にて。厳しい練習の合間にラベンダーの香りに癒やされます


プラスワン エクササイズ

イスに座ったままできる プチ筋トレ・その2

イスに座ったままでできる“筋トレ”の第2弾。単純な動きですが、やってみると意外とキツい!(汗) でも、毎日続けていると効果てきめんですよ!

1

イスに浅く腰掛け、足は膝が直角になるようにし、手は体の線と平行になるようにしてイスをつかむ。

2

ゆっくりと呼吸しながら、お腹を締めるのを意識して、足の付け根から引き上げていく。左右20~30回ずつで、1日2~3セット。

ゆっくりと呼吸しながら、お腹を締めるのを意識して、足の付け根から引き上げていく。左右20~30回ずつで、1日2~3セット。

Point!

膝、足首がそれぞれ直角になるように意識して、膝をお腹に引き付けるよう上げる。また、足を上げる時に上体が後ろに反らないように注意!

効果

腹筋や腸腰(ちょうよう)筋を刺激してぽっこりお腹の解消に役立つので、下半身を引き締めたい人にピッタリ!