トップアスリートとして活躍し、現在は運動指導などに当たっている川上優子さんがつづる、心も体も元気になれる“サプリメント・コラム”。

心と体を磨く"Y"の法則

筆者プロフィル

1975年、松橋町(現宇城市)生まれ。信愛女学院高から沖電気宮崎に進み、アトランタ(1996年)、シドニー(2000年)両五輪の陸上1万メートルに出場し、アトランタでは7位入賞。現在、一般社団法人スポーツコア代表として、ランニングを通じた地域貢献に取り組む。


Vol.17 「一生に一度」の機会に子どもたちに本物を

今年、ラグビーのワールドカップが史上初めてアジアの日本で開催され、来年2020年は東京でオリンピックが行われます。「一生に一度」といっても過言ではない、世界中のトップアスリートを間近で見られるチャンスがやってきます。

先日、ラグビーW杯をスタジムで観戦した際、にわかファンの私ですら、会場の雰囲気や演出、スタッフのおもてなし、地鳴りのような歓声の中で繰り広げられる一流のプレーと迫力に大きな興奮と感動を味わいました。

「スポーツを楽しむ」ことの素晴らしさを、目で見て、耳で聞いて、肌で感じた瞬間です。 私たち大人でさえ、理屈を超えて心を震わすのですから、感受性豊かな子どもたちなら、それこそ一生の宝物になるはずです。そこで、以前ある方に言われた言葉を思い出しました。「子どもには本物を見せなさい」。またとないビッグイベントを機に、日本でもスポーツを「文化」にしていく必要があります。それには“本物”を目にした子どもたちが成長する過程で、さまざまな視点からスポーツを見る目を養っていくことが重要です。

大分で行われたニュージーランド対カナダ戦を観戦。日本大会で恒例となった、試合後に両チームが一列になって観客席にお辞儀をする一幕。


プラスワン エクササイズ

ピップアップにつながる簡単筋トレ

足の上げ下げでお尻の上の筋肉(中臀筋)を鍛えてヒップアップにつなげましょう!

肘と膝をついて、床に四つんばいになる。

肘と膝をついて、床に四つんばいになる。

足首を直角に曲げた状態で足を片方ずつ真っすぐ伸ばし、上下させる。左右各10回ずつで、1日2~3セット。

足首を直角に曲げた状態で足を片方ずつ真っすぐ伸ばし、上下させる。左右各10回ずつで、1日2~3セット。