トップアスリートとして活躍し、現在は運動指導などに当たっている川上優子さんがつづる、心も体も元気になれる“サプリメント・コラム”。

心と体を磨く"Y"の法則

筆者プロフィル

1975年、松橋町(現宇城市)生まれ。信愛女学院高から沖電気宮崎に進み、アトランタ(1996年)、シドニー(2000年)両五輪の陸上1万メートルに出場し、アトランタでは7位入賞。現在、一般社団法人スポーツコア代表として、ランニングを通じた地域貢献に取り組む。


Vol.21 流行や常識に対応しつつ本質を見極める目を

2020年はオリンピックイヤー。陸上も、元日のニューイヤー駅伝に始まり、箱根駅伝、都道府県駅伝と注目の大会が続いています。その中でひときわ目を引き、大きな話題となったのが「厚底高速シューズ」。次々と飛び出す常識破りの区間新記録が、道具の力によるものというイメージが強く賛否両論ですが、瞬く間にスタンダードになった感があります。

今後、何らかの規制がかからない限り厚底が主流になり、対応できないチームや選手が勝つのは難しくなるでしょう。半面、誰もが厚底を履くようになり、使用者だけのものだったアドバンテージがなくなると、シューズを履きこなす体の使い方と強化が重要となり、結果としてこれまでと同じ身体的な勝負になると思います。

一方、男子に比べて女子の普及率が低いのは、厚底シューズの特性を十分に発揮するための走り方や筋力が、まだできていないからかもしれません。厚底を履きこなす選手ですら、10年以上前の区間記録を破れないのを目の当たりにすると、当時の選手が(厚底を)履いて走っていたらどんな記録が出ていたかと思ったりします。

話題のシューズを通して、時代の流れや世界の常識に柔軟に対応しつつも、本質を見極める目も養っていきたいですね。

毎年、新年はここに参拝して仕事始め。境内のすがすがしい空気と宮司さんの言葉が心に響きます


プラスワン エクササイズ

背中のストレッチ&腹筋・背筋の筋トレ

体を丸めてごろごろと転がるだけでOKの簡単エクサイズで“姿勢美人”に!

床に腰を下ろして両膝を立て、足先を少し浮かせた状態で膝の裏を両手で抱える。

おなかに力を入れ、膝の裏を抱えたまま後ろに倒れる。背中が床に付いたら腹筋の要領で体を起こし、元の状態に戻る。1回5~10往復程度。

Point!

視線をおなかに向け、常に背中を丸めた状態にする。腕が伸びきって背中が真っすぐだと、動きがスムーズにいかず起き上がるのも大変。

効果

力まずリラックスした状態で行うことで、背中の筋肉のストレッチでなるほか、腹筋と背筋の強化にもなり、良い姿勢が保てるようになります。