トップアスリートとして活躍し、現在は運動指導などに当たっている川上優子さんがつづる、心も体も元気になれる“サプリメント・コラム”。

心と体を磨く"Y"の法則

筆者プロフィル

1975年、松橋町(現宇城市)生まれ。信愛女学院高から沖電気宮崎に進み、アトランタ(1996年)、シドニー(2000年)両五輪の陸上1万メートルに出場し、アトランタでは7位入賞。現在、一般社団法人スポーツコア代表として、ランニングを通じた地域貢献に取り組む。


Vol.23 「期限」を切ることで、やるべきことが明確に!

前回、「目的」の重要性について書きました。それと同様に大切なのが、達成までの「期限」を決めること。昨年、私はある選手に競技人生の期限を設けました。長く故障を繰り返し、競技レベルに達していない選手に対して非情な通達です。内容は、わずか3カ月弱で、自己ベストを上回る設定タイムをクリアしなくては競技を続けることができないというもの。不安や恐怖で眠れず、「どうしていいか分かりません」と尋ねられても、あえて「しっかり向き合うしかないから頑張ってね」としか答えませんでした。

大切なのは、間違ってもいいから自分なりの「答え」を出すこと。期限が決まると、頑張る時間も決まり集中して練習と向き合うようになります。すると次は、とにかくやるだけやろうという覚悟ができ上がるのです。結果、目標タイムには届かなかったものの、短期間の練習で自己ベスト更新という成果を上げることができました。 目標を決め、それをクリアしていく人は、常に期限を決めて取り組んでいる人が多いように思います。まずは、小さな目前の目標に期限を決めてチャレンジしてみてください。イメージしたものが形になる喜びを感じましょう!

視察で訪れたケニア。ハングリーな環境の中で、多くの選手が成功を夢見て練習に励んでいました


プラスワン エクササイズ

股関節の柔軟性を高めるストレッチ

体の動きと自分の意識を連動させることで、柔軟性だけでなくバランス感覚も磨かれます!

床にあおむけに寝た状態で、片足を上げる。上げた方の足の裏にシューズなど、物をのせる(物をのせるのは、あくまで「意識を集中させる」ため。必ずしものせる必要はありません)。

足は上げたまま、上半身を上げた足とは反対の方向へ反転させていき、うつ伏せになる。そこからまた元の状態に戻していく(一連の動きを片足5回ずつ程度)。

効果

股関節の柔軟性が高まるだけでなく、意識を集中して複雑な動きも行うことで上半身と下半身の連動性もアップし、日頃の体の動きがスムーズに!