ジブリ作品などの手描き背景画 熊本限定のオリジナル作品も

大人も子どもも楽しめる、すてきな展覧会が熊本にやって来ました。

「未来少年コナン」やテレビ版「ルパン三世」に始まり、ジブリ作品の「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」、実は何度か映像化されている「時をかける少女」や、意外と硬派なやりこみ型ゲーム「世界樹の迷宮」の背景画、そして教科書の挿絵(!)などなど…。この展覧会で展示された一連の作品には、ある共通点があります。

それは、すべて同一人物が手掛けているということ。アニメ―ションの世界に飛び込んで40年、業界の大ベテランこと山本二三さんの作品およそ220点が県立美術館本館に大集結しました。実際の放映にも使われた今回の展示作品の数々は、二三さん自らセレクションしたものばかり。

《荒廃したラピュタ》天空の城ラピュタ(c)1986 Studio Ghibli

《荒廃したラピュタ》天空の城ラピュタ(c)1986 Studio Ghibli

すでに来場された皆さまからは「テレビで見るよりも色がきれい」「思ったより奥行きがある」など、充実した鑑賞タイムをうかがわせるコメントを、たくさんいただいています。

最後の手描き世代とも言われる二三さんの背景画は、キャラクターがいなくとも一つの作品として完成され、想像力を刺激するものばかり。小さな画面に驚きの描き込みが施され、見応えたっぷりです。

地震がきっかけとなって実現した本展覧会には、熊本限定のオリジナル作品も展示されています。また「シシ神の森」の住人になれるフォトスポットや、「二三雲」のマスキングテープ(売店で販売)なども。秋の気配が漂う二の丸の県美本館、お出かけ先にぜひご検討ください。
(熊本県立美術館・岡田真梨子学芸員)

Information

会期:9月17日(月・祝)まで 9:30~17:15 (最終入場16:45まで) 毎週月曜休館日 (9月3日は特別開館)
会場:熊本県立美術館本館1階 (熊本市二の丸)
観覧料:一般1000円、大学生700円、高~小学生300円
詳しくはホームページで(http://www.museum.pref.kumamoto.jp/
※同館では9月24日まで「細川ガラシャ」展も開催中

お問い合わせ

熊本県立美術館本館

TEL
096-352-2111