幕末に生きた孤独な男 命を懸けた「愛」の物語

幕末、京都の貧乏長屋に隠れて暮らす清川多十郎(高良健吾)は元々、長州の腕利きの侍。脱藩したあと孤独な生活を送っていたある日、小料理屋で起きたもめ事から、おとよ(多部未華子)を救います。それを機に好意を持たれ、世話を焼かれるように。しかし、このもめ事で多十郎に恨みを持った岡っ引きが、京都見廻組に居場所を密告。多十郎は追われる身となります。追っ手の急襲で失明した腹違いの弟・数馬をおとよに任せ、二人を無事に逃がすため、おとりとなった多十郎の命懸けの逃亡劇の行く末は…?

孤独な者同士、ひかれ合う二人。不器用ながらも少しずつ距離を縮めていく姿が、もどかしくも愛(いと)おしい。竹林での殺陣シーンがとても印象的で、多十郎の切迫した表情と、次々に迫る追っ手との駆け引きに、手に汗握りました。一人の男の生きざまを描いた感動の映画です。
(すぱいし~ず・希)

(C)「多十郎殉愛記」製作委員会

(C)「多十郎殉愛記」製作委員会

[上映館]

ユナイテッド・シネマ熊本