ウキウキ3333段

トレーニングとレジャーを兼ねて、美里町の“日本一の石段3333”段に家族で挑んだ。子どもの頃に何度か上ったことがあったが、20数年ぶりの挑戦。上れるか不安もあったが、楽しみでもあった。
ウキウキで挑んだ私と、イヤイヤ付き合わされた感が満載の夫と娘。気持ちの温度差はあったが、仲良くスタートした。

上り始めて100段ほどで、“これは無理なのでは”と弱気がよぎった。ところが、これもトレーニングと、上り続けるとだんだんと楽になってきた。ランニングもそうだ。走り出してすぐは、体も呼吸もきつい。でもしばらくすると、体に酸素がまわり、楽になる。

2歳くらいの子どもからお年寄りまで、いろんな人たちが挑んでいた。合宿らしき高校球児もいた。続けて3往復しているという高校球児たちは、3往復目でも駆け足だった。私はさすがに駆け足では無理だが、思ったよりスタスタとのぼれ、ランニングの成果を感じた。
一人で先にゴールし、夫と娘を迎えた。付き合わされて不満の娘と、『もう絶対上らん』と言う夫と、なぜか楽しかった私の温度差は相変わらずだった。

“行きはよいよい帰りはこわい”と童歌にあるが、3333段もまさにこれだった。下りは、膝が笑ってガクガク震え、足が進まない。『膝が笑うね~』と3人で笑いながら、のんびりと下った。
往復を終え、私の『また来ようね』に夫と娘の返事はなかった。

その日、動けないほどの足の痛みを覚悟していたが、何ともなかった。
次の日から、筋肉痛との壮絶な戦いが始まった…のは夫だけで、私は大丈夫だった。
ランニングの成果をしっかりと感じられた。

ランニングを始めて良かったことが他にもある。
健康診断で初めて、“運動をしている”にチェックを入れられた。
そして、飲酒が減った。減ったというより、ほぼゼロに等しいくらいだ。ビールが大好きで毎日晩酌をしていたが、ランニングを始めてから、体がアルコールを欲しがらなくなった。さらに、3kg以上体重が減った。

ただ、“熊本城マラソンを走りたい”と、突然思い立って始めたランニング。そのおかげで、少しずつ、40歳の私の体の中で、体質改善が行われているようで、嬉しい限りだ。