火の国元気スポーツ
西地区2位で3季ぶりに進出したプレーオフでしたが、またもや準決勝の壁を乗り越えることができず、B1への切符をつかむことができませんでした。
熊本で開催された準々決勝・西宮戦。初戦は一時17点差をつけられる展開も逆転勝利。翌日の試合では第2延長までもつれた試合を制し、準決勝進出を決めました。会場を真っ赤に染めた約1700人のブースターの熱気は、今季最高潮に達しました。
勝てばB1昇格が決まる準決勝。しかし東地区を圧倒的な強さで制したFE名古屋の壁は厚く、88‐105、64‐79で連敗。B1昇格の夢は来季へと持ち越されました。
今季を振り返ると、名将のドナルド・ベック氏をヘッドコーチに招へいし、LJ・ピーク選手やジョーダン・ハミルトン選手などB1での実績豊富な外国人を補強。さらに、3季ぶりに古野拓巳選手が復帰し、充実の戦力がそろいました。
しかし、開幕直後からハミルトン選手らけが人が相次ぎ、11月までは9勝8敗と苦戦。年が明けるとようやく歯車がかみ合い1月は5勝1敗、3月は9勝1敗と勝ち星を重ね、首位争いを繰り広げました。
(C)B・LEAGUE
準々決勝・西宮戦。勝利の瞬間、ヴォルターズレッドで染まったアリーナは歓喜に包まれました。来季こそ共に夢舞台へ
個人スタッツ(成績)では、得点王にLJ・ピーク選手、ブロック王にベンジャミン・ローソン選手が輝き、スティールランキングでも磯野寛晃選手が日本人1位(全体で3位)に。チームスタッツでも1試合平均得点90・7と唯一の90点台を記録して1位、長年の課題とされた失点も1試合平均77・2(昨季は86・8)と改善し、ベックHCが目指した「リバウンド・ディフェンス・オフェンスの遂行」が浸透。大きな成長を見せてくれました。
ただ、それでも届かなかったB1の舞台。気持ちの整理はつきませんが、私たちブースターはチームを信じ、選手を信じて、ヴォルターズに声援を送り続けるのみです。今季も多くの感動を与えてくれた選手たちに「ありがとう」を送ります。
今シーズンの主要チームスタッツ
得点 | 90.7(1位/83.6) |
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失点 | 77.2(5位/86.8) |
リバウンド | 39.6(2位/36.9) |
アシスト | 23.7(1位/21.6) |
ブロック | 2.9(2位/1.9) |
スティール | 8.4(2位/6.5) |
ターンオーバー | 11.4(3位/14.1) |
3ポイント成功率 | 34.8(2位/31.8%) |
フリースロー成功率 | 69.8(9位/76.5%) |
※数字は1試合平均
※()内の数字はリーグ順位/昨シーズン平均
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