熊本ヴォルターズ通信

けが人続出ながら西地区3位に入り、2年連続プレーオフ進出を果たしたヴォルターズですが、準々決勝で敗退。B1昇格は来季へと持ち越されました。

今月5日に開幕したプレーオフ。長崎との初戦は、前半17点のリードを奪うも、後半にターンオーバーや反則からの失点がかさんで逆転負け。2戦目は第3クオーターまで56‐56と緊迫した展開でしたが、勝負所での3点シュートとフリースローの決定力で明暗を分け、悔しい敗戦となりました。

今季は経営陣の刷新、開幕直前でのヘッドコーチ(HC)交代、13人中10人の選手が入れ替わるなど激動の船出となりましたが、遠山向人HCが大きな声で鼓舞。昨シーズンまでのスタイルを一新し「全員バスケ」を掲げ、エースのジャメール・マクリーン選手やテレンス・ウッドベリー選手が長期離脱した際も、全員でカバーして、厳しい戦いを乗り越えました。

スタッツ(成績)を見ても、昨季は得点やブロックで外国籍選手が個人ランキング1位を獲得しましたが、今季はスチールで磯野寛晃選手、3点シュートで谷口光貴選手がそれぞれ3位に入ったのが最上位。それだけ、個人の力に頼らずに戦ったことを証明しています。

写真は多くのブースターが駆け付けた会場。ブースター感謝祭は28(日)13時から県立総合体育館で開かれます。詳細は公式HPで確認を。

ただ、チームスタッツでは、昨季1試合平均90・7とB2で1位を誇った得点で、今季は78・1とリーグ8位に。その他、リバウンドやアシストなどの主要スタッツも昨季より軒並みダウンしており、全体のボトムアップが急務です。

とはいえ、今季も多くの感動を与えてくれたヴォルターズ。感謝とともに来季への期待を込めて、「レッツゴー、ヴォルターズ!」とエールを送ります。(O)

今シーズンの主要チームスタッツ