「モノに住所を」

私は10年以上前から、断捨離が趣味です。きっかけは、「断捨離」という言葉を生み出したやましたひでこさんのお話を直接聞いたことからです。やましたさんの意味する断捨離は、「ただ捨てる」というものではなく、ヨガの断行・捨行・離行をベースに生まれたもので、過去への執着や将来への不安にとらわれず、「今・ここ・私」に過剰なものを取り除こうというもの。その「今・ここ・私」という言葉に、私はいたく感銘を受けました。

今ではスッキリした生活をしています ! …と言いたいところですが、なかなかそうもいかず。モノを減らしているはずなのに、やっぱり探し物が多い。車の鍵がない、あの書類どこにおいたっけ?という始末です。しかし、その悩みを解決する素敵な言葉との出合いがありました。

それは、すぱいすにも連載されている片付けアドバイザー、芹川由久子さんが教えてくれた「全てのモノには住所がある」という言葉。そうか !  今までの私は片付けたモノが必ず帰る場所、つまりモノの住所を決めずに、毎回いろんなところに入れるから行方不明になるんですよね。それから、モノをしまう場所一つ一つに、住所をつけることにしました。例えば、鍵は【大きい茶色のバッグマンション】内の、【うちポケット】号室、未処理の書類は【青いファイルアパートの3号室】など。モノがモノとして働きやすい環境づくりをすることが楽しくなってきました。「モノに住所を」素敵なヒトコトです。


Profile
村上美香

1971年、熊本市生まれ。第一高、熊本大文学部卒。94年に熊本県民テレビ(KKT)にアナウンサーとして入社。夕方の人気番組「テレビタミン」を21年間担当し、「みかちゃん」の愛称で親しまれた。2018年春、同番組を引き継ぎ、KKTも退社。「ヒトコト社」代表。ホームページはhttps://hitokotosha.com