ヘルプマーク・カードに優しい気づきを

先日、熊本市の障がい者サポーター研修会に参加した時のこと。車椅子に乗った女性から話し掛けられました。彼女の名前は加藤さん。加藤さんは線維筋痛症(全身に激しい痛みが起こる病気)と慢性疲労症候群の当事者で「九州ヘルプマーク・ヘルプカードひろめ隊♪」として、ヘルプマーク・カード普及のため活動をしています。

ヘルプマークは、トランプのような長方形の赤いベースに、白で十字架とハートが縦に描かれていて、体の不自由な方が困ったときに、周りにいる人にそれを提示することで配慮や手助けをお願いしやすくするためのものです。ヘルプカードはヘルプマークが描かれているカードで、困っていることを具体的に書き込めるようになっています。

ポイントは「周りが気づき行動すること」。外見では分からない障がいや病気に苦しんでいる方もいるからです。でも、なかなか広まらないのが悩みの種だとか。加藤さんの普及活動のきっかけも、街に出かけた時、加藤さんの車椅子の後ろを歩いていた人から「さっさと動け!」「邪魔だ」と心ない言葉を浴びせられた実体験からだそうです。そんなつらい経験があるからこそ、ヘルプマークやカードの普及が必要だと強く感じ、活動を続けられています。私たちはまず、ヘルプマークやカードの存在を知り、見かけたら「大丈夫ですか?」とこちらから声を掛けたいものですね♡

白い十字とハートが目を引くヘルプマーク・カード

白い十字とハートが目を引くヘルプマーク・カード


Profile
村上美香

1971年、熊本市生まれ。第一高、熊本大文学部卒。94年に熊本県民テレビ(KKT)にアナウンサーとして入社。夕方の人気番組「テレビタミン」を21年間担当し、「みかちゃん」の愛称で親しまれた。今春、同番組を引き継ぎ、KKTも退社。「ヒトコト社」代表。
ホームページはhttps://hitokotosha.com