【復興応援】南阿蘇村からのメッセージ

平成28年熊本地震で大きな被害に見舞われた阿蘇郡南阿蘇村。 一歩ずつ復旧が進んでおり、3月7日にはついに国道325号新阿蘇大橋が開通します。 未来へ向かって歩み続けた村の人たちの今の思いと、 応援してくれた人たちへの感謝のメッセージを紹介します。

写真は新阿蘇大橋

熊本地震 震災ミュージアム


南阿蘇村の小・中学校からメッセージ

南阿蘇村では統廃合により本年度、3校が閉校します。学校と子どもたちからのメッセージです。

南阿蘇村立南阿蘇中学校

皆さまからの応援、ありがとうございます!

南阿蘇中は5年前に開校し、すぐに熊本地震に遭いました。そして、いつもの学校生活が送れない日々が続きました。そんな中、県内外からの多くの支援や温かいメッセージをいただき、元気づけられました。そのメッセージは今でも学校内に掲示しています。私たちが今、元気に楽しく過ごせるのは、皆さんの継続的な支援のおかげです。本当にありがとうございます。新阿蘇大橋開通後は、自然豊かな南阿蘇村にぜひおいでください。

全校生徒224名/写真は生徒会の皆さん


南阿蘇村立南阿蘇西小学校

元気いっぱい 夢いっぱい 応援ありがとうございます。

私たちは熊本地震で、避難生活や仮設住宅での生活を経験し、何げない日常が当たり前のことではなく、尊いものであることに気づきました。昨年、JR豊肥線や国道57号が復旧し、交通の便は良くなり生活しやすくなってきました。また、3月にはいよいよ新阿蘇大橋が開通します。この橋が南阿蘇復興のシンボルになったらいいなと思います。応援してくださった方々、支えてくださった方々に感謝しています。ありがとうございます!

全校児童148名/写真は6年生


南阿蘇村立中松小学校

閉校の日を迎えるまでチャレンジし続けます!

中松小学校は、令和3年3月31日をもって145年の歴史に幕を下ろし閉校します。本年度はコロナ禍に負けず、長年続いてきたドロリンピック(代掻き)は全校児童で実施、運動会は午前中開催ながら地域の男性有志が今年も仮川ダンスを披露。そして閉校式典は、YouTubeによるライブ配信等々、中松小学校は最後まで地域と共にチャレンジし続けます!

これまで中松小を応援していただいた皆様方、本当にありがとうございました。

全校児童78名/写真は1〜6年生


南阿蘇村立久木野小学校

「あったかハート」でのりこえていきましょう!

久木野には、あか牛、そば、トマトなどのおいしい食べものがたくさんあります。どれもおいしいです。おじちゃんやおばちゃんたちがいっしょうけんめいに育てたものばかりで、一口食べると心があったかくなります。私たちも「あったか 久木野っ子」をめあてに、心ゆたかなやさしい人をめざしています。みなさん、この新型コロナ危機をあったかハートでいっしょにのりこえていきましょう。

全校児童144名/写真は1〜6年生


南阿蘇村立白水小学校

私たちの宝ものは「ありがとう」

たたかい言葉と笑顔あふれるこの村で
っぱに育つ ぼくたち わたしたち
んばろうの愛ことば
もに力を合わせて 進む復興
えを向いて これからも。
~そんな南阿蘇村が私たちの宝~

全校児童72名/写真は6年生


南阿蘇村立両併小学校

夢と希望をもって力強く歩み続けます!

両併小学校は全校児童37名です。令和2年度末をもって147年の歴史の幕を閉じ閉校となります。2月6日(土)に閉校記念式典が行われました。稲作体験、校内大運動会、校内キャンプ、ふれあい交流会、いちご狩りなど、両併ならではの行事を劇にして発表し、保護者や地域の方々に感謝の気持ちを表しました。学校はなくなっても、私たちを優しく温かく育んでくれたふるさと両併は永遠に続きます。この数年、災害や感染症拡大が重なりましたが、私たちは夢と希望をもって力強く未来へ歩み続けます。

全校児童37名/写真は1〜6年生


南阿蘇村で待ってるよ!

南阿蘇村の事業所・団体・農家さんからのメッセージです。

「一般社団法人みなみあそ観光局」の皆さん

今回間近に控えた、新阿蘇大橋の開通は、地元の方にとって悲願であり、復興のシンボルです。この新阿蘇大橋がたくさんの人と阿蘇をつなぐ懸け橋になってくれると信じています。コロナ禍が終わったその時には、新阿蘇大橋を通って、思いっ切り阿蘇で大自然や田舎を満喫しにいらしてください。その日が一日でも早く訪れることを、みなみあそ観光局一同、心からお待ちしています。

「阿蘇東急ゴルフクラブ」の皆さん

阿蘇地方一円に大きな被害をもたらした震災から立ち直るため、私たちは地元の皆さまとともに復旧復興を続けてきました。ご協力いただいた皆さまのご尽力により、2018年7月にゴルフ場の営業を再開し、翌年にはグランドオープンを果たすことができました。そして、このたび全壊したクラブハウスに代わり、隣接する建物をリニューアルして誕生したのが、客室、テラス、大浴場、会議室などを備えたリゾート施設「阿蘇キャニオンテラス&ロッジ」です。私たちはこれからも地元の皆さまとともに復興の歩みを進め、地域活性化に貢献していきます。

「南阿蘇村商工会青年部」の皆さん

南阿蘇村商工会青年部です! 商工会青年部では、夏祭り出店や清掃活動、災害支援活動などに取り組んでいます。現在、新型コロナウイルスや豪雨災害により地域全体、そして家業も非常に厳しい状況が続いていますが、熊本地震を乗り越えた経験を生かし、ここ南阿蘇から商工会青年部の団結力とパワーで熊本を盛り上げていきます! がまだせ熊本!!

「阿蘇いちご畑 木之内農園」の皆さん

当園は30年前に、南阿蘇村でゼロからいちごを作り始めました。熊本地震で水もビニールハウスも全てを失ってしまいましたが、多くの方々に支えられ、2020年1月に営業を再開。ハウスも気持ちも一新し、新たな一歩を踏み出しています。久しぶりの来園を喜ばれるお客様が多く、再開させて本当に良かったなと思う毎日です。今はいちごがとってもおいしい時期です。ぜひ南阿蘇村でいちご狩りをお楽しみください。当園からは新阿蘇大橋もよく見えますよ。

「南阿蘇ふれあい農園」の皆さん

南阿蘇の雄大な自然の中、イチゴを一粒一粒丁寧に育てております。「楽しい・美味しい・お客様の笑顔」を目指し、農園ではおなかいっぱいに安心して食べてほしい、そんな思いを込めて白水温泉の温泉水を使った「温泉栽培」を行っています。ぜひお越しくださいませ。

「すがるの里」の皆さん

熊本地震本震で大きな被害を受けた南阿蘇村黒川地区。住民のほとんどが住まいや学生アパートを失い、どう立ち上がればいいか分からず、集まってお茶を飲む場所もない時に「すがるの里」のお弁当作りの活動を始めました。今では南阿蘇へ実習に来られる東海大学生や視察の方々にお弁当を食べていただいています。橋ができたら食材の買い出しも楽になり、学生さんやたくさんの方に阿蘇に来てほしいです。橋が通れるようになったら、ランラン♪と飛んで渡りたい気持ちでいっぱいです。

「茶房とちのき」の阿南理恵さん

平成28年の熊本地震後、8月には営業を再開。コロナ禍で少し休業しましたが、ずっと店を続けてこられたのは、常連の方や工事関係者の方が食事やお茶をしに来てくださったおかげです。「ここに来ると元気が出る」というお客様の言葉がとてもうれしく、私も元気をいただいていました。周りの方々に助けてもらった5年間だったと思います。新阿蘇大橋の開通は本当に楽しみです。多くの方に南阿蘇村に来ていただければと思います。

「ちょうよう保育園」の子どもたち

平成28年の熊本地震から丸5年が経とうとしています。平成27年に統合して「新生 ちょうよう保育園」をスタートさせたばかりの4月にあの大きな地震が発生し、阿蘇大橋の落橋により多くの園児が登園できなくなりました。長陽大橋が復旧されるまでは、大津町の本田技研の体育館の一室、そして大津町の仮設の一角に「キッズルーム」を設置し、保育を行いました。場所の提供や県の保育協会からも“出前保育士”としてお手伝いいただきました。本当にありがとうございました。
長陽大橋の開通直後は、毎日通園バスの車窓から新大橋の工事を目にしてきました。2020年度に入ってからは、急ピッチで進んでいるのが目に見えるようになり、「せんせい、まだとおられんとね?」など子どもたちも開通の日を今か今かと心待ちにしていました。
国をはじめ、工事関係者の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。これから未来に羽ばたいていく子どもたちにとっても「夢の架け橋」として希望の一つになりそうです。「夢の架け橋」から未来へ羽ばたこう!!


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