【444号】”芸術の秋”だからー うつわ作りに挑戦!
手作りのご飯をSNSで紹介する人が増えている昨今、器から自分で作り、画像をアップする“陶芸女子”も増えているとか。陶芸は、完成した時の喜びや達成感はもちろん、無心になってモノを作る心地よさも味わえます。その魅力に迫ろうと、読者スタッフの西島明美さんと久保恵美さんが器作りに挑戦しました。
苦戦しながらもモノ作りの楽しさ実感
本格的な陶芸は初めてという2人。今回は中央区黒髪にある「純一窯」の陶芸家・砥上純一さんに、「手びねり」による陶芸を教えてもらいました。
まずは練習として簡単な器を作り、基礎の技法を覚えた後、西島さんはスープカップ、久保さんは取り分け小皿を作りました。粘土を丸め、押し広げて…。苦戦しながらも形にしていく楽しさを味わいました。砥上さんの的確なサポートで、整ったきれいな形の器が徐々に出来ていきます。
約1時間半後、成形が完了! 一生懸命作ったからこそ喜びもひとしおです。この後の器を焼いたり、色を付けたりする作業は砥上さんに任せ、約2週間後、すてきな器が完成しました。
体験した読者スタッフの西島明美さん(右)と久保恵美さん(左)。イメージ通りの器が出来るかな!?
うつわが出来るまで
(1)
粘土を丸めて、ろくろの中心に置き、円すい状に形を整え、下にくぼみを付けます
(2)
真ん中に親指で穴を開け、両手を使って押し広げていきます
(3)
均一な厚さになるよう、下の方から少しずつ薄くしていきます
(4)
内側に砂袋を当てて凹凸を滑らかに整えながら、器に丸みを付けていきます
(5)
口べりの凹凸を、弓という道具で切り落とします
(6)
口べりに、水につけたなめし皮を当て、縁を整えます。これで成形が完了
仕上げ
教室で体験できるのは器の成形まで。その後、乾燥、素焼き、着色、本焼きなどの工程を経て、2~3週間で完成します。
体験を終えて
左:久保さん
最初は緊張しましたが、先生が明るい雰囲気をつくってくださって、終始、楽しく作業できました。出来上がりも想像していたよりステキで、感激! わが家で使うのが楽しみです♪
右:西島さん
うまく作れるか少し不安でしたが、練習から丁寧に教えていただき、思っていた以上に満足いく作品が出来ました。粘土の感触が心地よく、気持ちもリフレッシュできました。
教えてくれた人
「純一窯」
砥上純一さん
「くらしの工芸展」「九州山口陶磁展」入選など受賞歴多数。2008年から毎年、熊本市西区の島田美術館で個展を開催。
陶芸教室の案内
少人数制の教室で、基本の「土練り」から学べます。毎週月・水・土・日曜の午前・午後開催(2時間半)、1回当たり1~4人受け付け(要事前予約)。受講料は月2回6000円~。1日体験は1回1作品で3500円。
詳しい内容はコチラから
https://ameblo.jp/yakimonya11/entry-12285512794.html
砥上さんが手掛けた作品の一例。純一窯で購入もできます
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