【453号】「すぱいすグチ川柳」新年拡大版 平成最後のグチ川柳バトル

平成最後のグチ川柳バトルの開幕です。応募総数は428作品。今回も全国各地から投稿していただきました。平成のグチは平成のうちに!! 長年おなかにため込んだうっぷんを解き放ち、きっちりカタをつけたら、さあ、晴れやかに次の時代を迎えようではありませんか~。

※寸評はいつもの荒木直美さん


全応募作品はこちらでご覧いただけます。


最優秀賞

散骨も あなた山なら わたし海

熊本市東区 しっかりオバサンさん

好きで一緒になったのに、長年夫婦をやってると溝ができるのか。でも、山も海も同じ地球…ですよね。
「あ、だったら宇宙へまいて」と言われそう!?


優秀賞

町内会 妻が会長 だったとは

東京都大田区 素人さん

定年後、夫の悲劇は家庭内下克上だけでは終わらなかった。地域デビューで突きつけられた真実。
すでにそちらの実権も妻の手に落ちていた…。


優秀賞

まだ稼げ 死ぬまで稼げ 旦那様

東京都江東区 家では空気さん

再雇用に再就職…、頑張る夫に容赦ないムチ。
重すぎる妻の重圧を空気になってかわす日々に
救いの日は来るのか? え、○ぬまで来ないの…(涙)。


優秀賞

山登り 妻がそこには いないから

福岡県福岡市 誰やねんさん

「そこに山があるから」に比べ、何と弱々しい理由。
でも自然は、小言を言わず黙って受け入れてくれます。
癒やしを求めて山へ向かう夫たちの行列が見えます。


入選作品

叱られた 妻に上司に 医者にまで

熊本市東区 ぷりりんさん

どこに行っても、やいのやいのの四面楚歌。
大丈夫ですよ。きっとペットやAI家電はまだ優しくしてくれる、はず!?


出勤後 トイレに香る 置き土産

北海道札幌市 かばくんさん

朝からこんな置き土産があったらドン引き!
こういった小さな出来事の積み重ねがきっと、二人の溝を深く大きく育むのね。


妻とバラ 枯れてもトゲは そのまんま

神奈川県川崎市 笑爺さん

花は枯れても華は枯れぬ。
女のプライドはいつまでも鋭く尖ったままなのです。
女性の記憶に時効なし。夫たちよ、ご用心あれ!


半分コ 昔はケーキ 今、年金

熊本市北区 ばとさん

昔はね、あ~んとか言って仲良く半分コしてたのに…。
別れる時はそんなに甘くない?
年金の取り分はしっかりいただきます…という話。


八つ当たり 八つだけなら ありがたい

大阪府枚方市 ペースかめさん

毎日が針のむしろだとしても、諦めてはだめ。
ご主人、八つは決して少なくないですから!
サンドバック状態からの大脱出を計画せよ。


初セリの マグロの列に 妻寝てる

東京都豊島区 カジさん

拝観料 いらぬ大仏 うちの妻

愛知県愛西市 ホープさん

帰宅して TVの前には 涅槃の像

静岡県島田市 博之介♪さん

かさ増しされ、デンと構えた妻の姿に神々しさを見いだしたり、高級食材を重ねたりする夫たち。
痛烈な皮肉? いえいえきっと夫婦愛。


分かってる あの日あの時 デカいミス

愛知県愛西市 浮世っ子さん

もしも、タイムマシーンがあるのなら、「あの日あの時あの場所〜」の自分に言いたい。
「その人は王子様じゃないから!」


その顔を 離婚届で 叩きたい

熊本市北区 日々たそがれ子さん

クルクル丸めた離婚届を手に、無防備に寝息を立てるご主人をロックオン。
ちょっと待って、印鑑もらってからがいいかも!?


ぬいぐるみ 腹が日に日に へこんでる

愛知県清須市 さごじょうさん

ストレスのはけ口になったのは昔のプレゼント?
無抵抗のぬいぐるみを黙々と殴る姿は…、想像するだけで恐ろしすぎます。


捜索を してもウエスト 見つからず

神奈川県横浜市 中年やまめさん

必死の捜索にもかかわらずなかなか見つからない、昔は確かにそこにあった「くびれ」。
お肉の山で捜索隊が出したのは、救難信号でした。


株の本 買い占め株より 高くつき

岐阜県海津市 たー姫さん

リスク回避に、勉強と先行投資は大事ですが、石橋をたたき過ぎて成果がなくっちゃ本末転倒。
マニュアルを読むより、踏み出す勇気を!?


コンビニの 味と似ている 妻の味

島根県安来市 島根のぽん太さん

「片付けぐらいボクがしようか?」
「いいの、あなたは座ってて」
(ごみ箱を見られたらまずいから…)


掃除機の 行く先々に 居る亭主

千葉県木更津市 安田 蝸牛さん

家では何もしない夫にイラつきつつ家事をこなす妻。
うなりを上げる掃除機に託す妻の叫びは、「どっか行って! せめて邪魔しないで!」か。


お互いに 浮気している 夢の中

宮崎県宮崎市 アカエタカさん

同じ部屋で布団は仲良く並んでいても、心は別々。
夢の中ではそれぞれに好きな相手とお楽しみというわけ♡


総評

「例年通り妻たちが優勢(?)」という編集部内での大方の予想に反し、夫たちもなかなかの反撃を見せてくれました。いつも言っているけれど、まだまだ言い足りない妻の“口撃”と、この日を待ちわびて、やっとぶつけることができた夫の言い分。お互い譲らず、「遺骨」の行方をもテーマにした壮大なスケールの戦いとなりました。多かったのは、妻の体形や夫のにおいへのクレーム、定年後の下克上など。スタッフにも思い当たる節がたくさんあり、選考会場が静まり返る一幕も(笑)。家庭の、ひいては社会の平和を保つため、やはりこの企画は必要不可欠! そう確信し、来年もまた開催するしかないと思っています。今回もたくさんのご応募ありがとうございました。読んで、面白いと感じていただけたなら、それはすべてご応募いただいた皆さまのおかげです。

すぱいすグチ川柳、1月のお題は「財布」です。

(例)初春に 財布の中は 冬のまま
1/20(日)締め切り

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