【454号】いよいよ今年、熊本で開催! ラグビーワールドカップ&女子ハンドボール世界選手権大会を楽しむための基礎知識

いよいよ来年は東京オリンピック!と、その前に、今年、熊本では「ラグビーワールドカップ」と「女子ハンドボール世界選手権大会」という2つの国際スポーツ大会が開催されることをご存じでしょうか。普段、なじみがないという人も、世界最高峰の戦いを目の当たりにすれば、その迫力に魅了されること間違いなし! 会場に足を運ぶ前に知っておきたい基礎知識をご紹介します。

2019女子ハンドボール 世界選手権大会

2年に1度開かれる女子ハンドボールの世界一決定戦が、県内5カ所の会場で開催。“おりひめJAPAN(女子日本代表)”には、山鹿市の実業団「オムロン」からもメンバー入りしています。また、1997年に熊本で開催された「男子ハンドボール世界選手権」の際には、20万人を超える観客動員があり、その経済波及効果は約64億円あったそう! 今大会も海外からの観客、メディア関係者の来熊が予想されており、再び県内が熱気に包まれそうです。

大会概要

開催期間 11月30日(土)〜12月15日(日)
試合会場 パークドーム熊本、アクアドームくまもと、熊本県立総合体育館、八代市総合体育館、山鹿市総合体育館
参加チーム 24チーム
試合数 96試合
チケット オフィシャルサイト先行抽選販売 〜1月17日(木)
オフィシャルサイト先行先着販売 2月3日(日)〜6月26日(水)
申し込みは公式ホームページから https://japanhandball2019.com/
料金
(1)決勝戦 1500円~ 8000円
(2)準決勝戦 1200円~ 6000円
(3)会場パッケージ 5000円~1万4000円

お問い合わせ

チケットに関する問い合わせ

TEL
050-5433-1080


ハンドボールの基礎知識

ハンドボールとは?

7人(6人のコートプレーヤー=CP=と1人のGK)1チームで、パスを回しながら相手ゴールを目指します。試合時間は前後半それぞれ30分で、最終的に相手ゴールに多く得点したチームが勝利。コートは40m×20mの大きさで、サッカーより多く点が入るスピード感と、バスケットボールよりも身体接触が認められているという激しさを持ち合わせており、ヨーロッパにおいては、サッカーに次ぐ人気スポーツといわれています。

ハンドボールのキホンルールと主な特徴

・1人の選手がボールを持てる時間は3秒
・ボールを持った選手は3歩まで歩くことができます
・コートプレーヤーがボールを足であやつることは反則
・選手交代は自由。審判に交代を宣言する必要はありません (コートに出入りする場所は指定あり)
・タイムアウトは1分間、試合中3回まで。ただし、前後半最高各2回まで
・ゴールエリアラインの内側でプレーできるのはゴールキーパーのみ

知っておきたい基本用語

・スローオフ
→前後半の開始時と得点後の試合再開時に、試合をスタートするためにボールを投げるプレーのこと
・7mスロー
→明らかなシュートチャンスを妨害された等の反則があった場合に、攻撃側に与えられるプレーのこと。サッカーでいうとPKに該当します
・パッシブプレー
→球回しに終始するなど攻撃側の消極的なプレーに対する反則。審判員が判定し、相手側のフリースローとなります
・ラインクロス
→コートプレーヤーがゴールエリアラインを踏み越える反則
・7人攻撃
→2016年にルール改正が行われ、GKを下げてCP7人で攻撃したり、1人退場の時などは、GKを下げてCP6人で攻撃することも可能になりました


運営・語学ボランティア「KUMAMOTO COLORS」メンバー募集!

ボランティアが個性や特技を生かし、大会を華やかに彩ってほしいとの思いから名付けられた本大会のボランティアチーム名。活動内容は11種類で、語学を生かせる活動もあります。24カ国のトップアスリートをサポートすることができる、またとないチャンスです。ぜひ参加してみませんか。

◆二次募集期間:4月〜6月ごろを予定

※詳細は公式ホームページでご確認ください

お問い合わせ

熊本国際スポーツ大会推進事務局おもてなし課

TEL
096-333-2558

すぱいす読者スタッフがハンドボールを初観戦! 迫力とスピードに大興奮の60分!

昨年12月1日に行われた「女子ハンドボールアジア選手権」の日本対オーストラリア戦を、読者スタッフの白石さんファミリーと西島さんファミリーが観戦。体と体が激しくぶつかり合うゴール前の攻防、そして華麗な連係プレーに興奮の連続…。白石彩実さん・果穂さん姉妹は「選手の名前も覚えたし、世界選手権も絶対連れて行ってね!」とお父さん、お母さんにおねだり。すっかりハンドボールファンになった様子でした。

「ルールは分からなくても十分に楽しめました。展開の速さ、激しい接触など一瞬たりとも目が離せず、興奮しっぱなしの時間でした」白石真さん(48)公子さん(50)彩実さん(10) 前列右側 果穂さん(10)

「ルールは分からなくても十分に楽しめました。展開の速さ、激しい接触など一瞬たりとも目が離せず、興奮しっぱなしの時間でした」
白石真さん(48)公子さん(50)彩実さん(10) 前列右側 果穂さん(10)

「大きな外国人選手に対しても、瞬発力やチームワークで対抗する日本の選手たちがカッコよかった! いろんなスポーツの魅力が詰まった競技だと思いました」西島明美さん(46) 夢左志さん(19)

「大きな外国人選手に対しても、瞬発力やチームワークで対抗する日本の選手たちがカッコよかった! いろんなスポーツの魅力が詰まった競技だと思いました」
西島明美さん(46) 夢左志さん(19)


注目選手インタビュー 熊本から日本代表へ 永田しおり選手・勝連智恵選手・石井優花選手

女子ハンドボールアジア選手権で準優勝した日本代表。山鹿市が本拠の実業団「オムロン」から選出された3選手に、世界選手権にかける思い、ハンドボールの魅力について聞きました。

−昨年末に地元・熊本でアジア選手権が開催されました。

永田選手(以下、永) 「優勝を目標にしてきたので、悔しいというのが本音。来年の世界選手権で必ずリベンジします!」
勝連選手(以下、勝) 「会場の雰囲気がとても良く、多くの方に応援していただきました。プレーしている時間が本当に幸せでした」
「シュートを決めた時の歓声がとても気持ちよかったです。ただ、外した時のため息も聞こえてきて…ゴメンなさいという感じでした(笑)」

−石井選手にとっては初めて日本代表に選ばれた大会でもありました。

石井選手(以下、石) 「初めての代表戦を熊本でできたことがうれしかったです」

(左から)オムロンの石井優花、永田しおり、勝連智恵の各選手。 熊本開催の世界選手権への思いを語ってくれました=山鹿市

(左から)オムロンの石井優花、永田しおり、勝連智恵の各選手。 熊本開催の世界選手権への思いを語ってくれました=山鹿市

−大会期間中、会場には多くの子どもたちも観戦に来ていました。

「私は小学3年生の頃から兄の影響でハンドボールを始めました。今大会を見た子どもたちが、興味を持ち、始めるキッカケになってくれればうれしいです」

−ちなみに勝連選手、永田選手がハンドボールを始めたのは?

「私は小学生の頃はバスケットボールをしていたのですが、仲の良かった先輩が中学からハンドボールを始めていて、『見においでよ』と誘われて、その流れで(笑)」
「私は高校からハンドボールを始めました。中学までずっとバレーをやっていたのですが、どうしても『オリンピックに出たい』という夢があって、だったらバレーよりもハンドボールの方が可能性が高いのかなって…何かスミマセン(笑)。 もちろん、そんな簡単なことではありませんでしたけど」

−のめり込んだハンドボールの魅力とは。

「激しいコンタクト。近くで見ていただくと分かると思うのですが、格闘技のような迫力があります」
「試合展開が速いので見てて飽きないと思います。一瞬でも目を離すといつの間にか点が入っていたりするので」
「ダイナミックにジャンプするシュートもあれば、勝連選手が得意なスピンシュート、連係で決めるスカイプレーからのシュートなど、多彩なシュートシーンが魅力です」

−今年の世界選手権では、世界トップレベルのパワー、スピード、シュートを間近に見ることができます。

「正直、アジア選手権のレベルから格段に上がります。ヨーロッパではサッカーに次ぐ人気スポーツなので、昨年、ドイツで開催された世界選手権には、毎試合1〜2万人の観衆が訪れました」
「通常、世界選手権は国全土で行われるので、全試合が一つの地域で行われることはまれです。熊本の皆さんはラッキーだと思います」

−最後に世界選手権にかける思いを一言。

「私はまずは日本代表に選ばれることを目標に、オムロンでしっかりと結果を出していきたいと思います」
「熊本で開催される世界選手権、東京で開催されるオリンピックがなかったら、とっくに引退していたかもしれません。それくらいのモチベーションになっています。もう一度、持ち前のパワーと、機動力を鍛え直していきます」
「一度見たら必ずハンドボールの魅力を分かっていただけると思います。11・12月の世界選手権まではまだ時間もありますので、まずはオムロンの試合を観戦して、応援していただけるとうれしいです」

Information

オムロンも登場する日本ハンドボールリーグ熊本大会の開催日程は以下の通り。ハンドボールの魅力を体感してみてください。

1/14(月・祝)15:00〜 対大阪ラヴィッツ 山鹿市鹿央体育館
1/19(土)15:00〜 対北國銀行 人吉スポーツパレス
1/20(日)15:00〜 対HC名古屋 人吉スポーツパレス
2/17(日)13:00〜 対大阪ラヴィッツ 八代市総合体育館


ラグビーワールドカップ2019(TM)日本大会

夏季オリンピック、サッカーワールドカップとともに世界三大スポーツイベントに数えられるラグビーワールドカップ。テレビの累計視聴者数は40億人を超えるといわれており、大会期間中には試合観戦を目的に40万人以上の観光客が来日することが予想されています。予選・決勝トーナメント含め48試合が全国各地で行われる中、熊本では2試合実施。いずれも注目の好カードです。また、日本代表には荒尾高(現・岱志高)出身の流大選手が選出濃厚です。

熊本開催の試合

日程
10月6日(日)16:45〜 フランス対トンガ
10月13日(日)17:15〜 ウェールズ対ウルグアイ
試合会場 県民総合運動公園陸上競技場
チケット
一般先着販売 2019年1月19日(土)10:00~
申し込みは公式チケットサイトから https://tickets.rugbyworldcup.com/
※申込・購入のためにはチケットIDの登録(登録無料)が必要です
料金 3000円~1万5000円

お問い合わせ

熊本国際スポーツ大会推進事務局誘客課

TEL
096-333-2583

ラグビーの基礎知識

ラグビーとは

試合時間は前半40分・後半40分。1チーム15人ずつが楕(だ)円形のボールを奪い合い、「ボールを持って走る」「ボールを蹴る」「密集を押し込む」いずれかの方法で前進しながら相手陣の得点エリア(インゴール)を目指します。得点はインゴール内でボールを地面につければトライとなり5点入るほか、キックによる得点も。試合終了後は「ノーサイド」となり、敵味方の区別なく互いの健闘をたたえ合います。

ラグビーの基本ルールと主な特徴

・ボールを仲間にパスする時は、必ず自分より後方へ
・プレーヤーがボールを前方に落とすと反則
・タックルしてもいいのはボールを持っている選手にのみ
・タックルを受けて倒れた選手は、ボールを離さなければならない
・軽い反則が起きた場合、スクラムにて試合が再開されます

トライ以外の得点

・コンバージョンゴール
→トライを奪ったチームに与えられる。クロスバーの上を、蹴ったボールが通過すれば2点追加
・ペナルティーキック
→相手反則により与えられる。クロスバーの上を、蹴ったボールが通過すれば3点
・ドロップゴール
→一連のプレー中に、一度地面にバウンドさせ蹴ったボールがクロスバーの上を通過すれば3点


世界も注目する熱戦必至の好カード! 熊本に登場する4チームの戦力は!?

※世界ランキングは2018年11月現在

トンガ

世界ランキング14位 前回プール4位 

強じんなフィジカルに加え、ニュージーランドやイングランドなどの海外クラブで経験を積んだ選手が結集。試合前に行う、戦いの儀式「シピタウ」にも注目です。

フランス

世界ランキング9位 前回ベスト8

17年末にジャック・ブリュネルHCが就任し、戦術も浸透。昨年、世界ランク上位のアイルランドや南アフリカに惜敗が続き、さらに上昇の兆しも。

ウルグアイ

世界ランキング17位 前回プール5位

アメリカ地区2位での本大会出場。小柄ながらも闘志あふれるプレーでチームを鼓舞するキャプテンのフアン・マヌエル・ガミナラ選手に注目です。

ウェールズ

世界ランキング3位 前回ベスト8

欧州最強の座をかけて繰り広げる「シックスネーションズ」で、昨年準優勝。「レッドドラゴン」の異名を取り、常に地元民が熱い声援を送ります。


日本代表・流大(ながれゆたか)選手から熊本の皆さんにメッセージ

自国開催のワールドカップへ懸ける思いをお教えください

小さい頃からの夢の一つである「W杯出場」をかなえるチャンスが、日本開催というタイミングで巡ってきたことに喜びを感じます。必ず代表に選ばれて、今まで関わってくれた方々にプレーをお見せしたいです。

故郷・熊本の皆さんへ一言

ラグビーワールドカップはオリンピックなどに並ぶ世界有数のスポーツの祭典です。世界から多くの人々が日本に集まり、ラグビー観戦だけでなく、日本の歴史や文化を感じてもらう素晴らしい機会になると思います。ぜひここ熊本からもワールドカップを一緒に盛り上げてください。私も頑張りますので応援よろしくお願いします!

Profile

1992年生まれ、26歳。荒尾高(現・岱志高)卒業後、帝京大学に進学。2015年よりサントリーサンゴリアスに入団し、2016シーズンよりキャプテンとしてチームをけん引。2年連続2冠に導いた若きリーダーは、2018年からスーパーリーグ「サンウルブズ」メンバーにも選出され、共同キャプテンを務めた