【458号】ウマッ! 午後ももう一踏ん張り 職場メシ

毎日汗かいて元気に頑張っている皆さん。普段は誰と、どこで、どんなランチを楽しんでいますか? 午後からの活力になる大事なひとときには、きっとさまざまなカタチがあるはず。すぱいすが、いろいろな会社のお昼ご飯をのぞいてきました。

胃ぶくろ支えて仕事も支える

今回訪ねたのは、3社の社員食堂と、東区にある建築会社のランチタイム。元気な胃ぶくろを支えるガッツリご飯、健康に配慮した優しいメニュー…。午後の仕事を支えてくれるおいしいご飯に、笑顔がこぼれていました。


大家族系豪快メシ

大谷塗料 株式会社

宇土市城塚町/大阪で昭和11年に創業した木工用専門の塗料メーカー。熊本工場は昭和51年に開設

社食で味わうおふくろの味 本社社員にもファン多数!

熊本工場の開設当時から社員食堂があり、社員にお昼ご飯を定額で提供している『大谷塗料』。お昼時になるとテーブルの上にご飯、おかず、副菜が並べられ、作業着を着た社員がテーブルに着くとアツアツの汁物が運ばれてきます。

「大家族のご飯を作っている感じですね」とほほ笑むのは、社員の昼食を作り続けて34年の白石栄子さん。ボリュームあるおかずはご飯が進む味付けで、「大鍋で作るカレーは絶品。お弁当派の人もご飯にルゥをかけています」「から揚げやしょうが焼き、肉系のおかずが好物!」と評判です。白石さんは旬の野菜を使い栄養バランスのいい食事を意識。「熊本出張が楽しみ」という大阪本社の社員も多く、“おふくろの味”が皆の胃ぶくろをガッチリつかんでいます。

白石さんの料理をさらにおいしくするのが、敷地内の畑で作られる季節の野菜。2人の守衛さんが管理しています。「守衛として入社したのに、野菜も作れと言われ驚きましたね」

手作り料理に白石さんのほんわかとした笑顔。食堂は、ほのぼのとしたムードに包まれていました。

お昼休憩はベテランも若手も和気あいあい

今日の献立は、和風回鍋肉と鶏団子スープ

今日の献立は、和風回鍋肉と鶏団子スープ


健康増進メシ

熊本大同青果 株式会社

西区田崎町/青果物の卸売市場を運営。特別栽培農産物や加工食品の通販も

月5500円で食べ放題! サラダバーで健康にも気配り

早朝のセリが終わる8時からオープンする『大同青果』の社員食堂は、何と月5500円で食べ放題(給与天引き)。メニューは、2種類の日替わり定食、うどん、そば、カツカレー、カツ丼など、定食屋さんでおなじみのラインアップです。

訪ねた日の日替わり定食はA豚の塩だれ焼きとB白身魚のフライ(ご飯、みそ汁、小鉢付き)。中には定食とかつ丼を一緒に食べる人もいました。また、セリが終わった後とお昼の2回、食べる社員もいるそう。食べ放題だけにいろいろな利用方法があるようです。

「サラダバーがあるので、女性社員にも好評」とは総務課の福川智子さん。ご飯の代わりに山盛りサラダを食べたり、レンジでチンしたサラダをみそ汁の具にしたりと、社員一人一人食べ方も工夫しているとか。野菜たっぷりのメニューのおかげで「社員全員、健康的な食生活を送れています」と福川さんも誇らしげ。野菜を流通させる市場の仕事は、野菜を食べて健康な人たちで支えられていました。

本日の「日替わり定食A」。ご飯は白米・玄米からチョイス

本日の「日替わり定食A」。ご飯は白米・玄米からチョイス

メニューを選んで社員証をかざすと食券が出てくる仕組み

メニューを選んで社員証をかざすと食券が出てくる仕組み


社員交流メシ

株式会社 えがお

東区東町/「すべての人々に健康と笑顔を」がコンセプトの健康食品会社。代表的な商品は黒酢、鮫肝油(さめかんゆ)のサプリ

肩肘張らないランチタイム 社員同士、絆を深める機会に

『えがお』の社員食堂は開放感たっぷりの吹き抜けがまるでレストランのような雰囲気。メニューは、定食2種に、丼・カレー、麺類の4種類が日替わりで提供されています。それに「減塩」「ご当地」などのイベントメニューも登場。サラダや小鉢、スイーツはブッフェスタイルで、選ぶ楽しさが詰まったメニュー展開。昼食時の食堂にはおいしい笑顔があふれます。

一昨年の10月からは、普段の業務では関わりが少ない社員の交流を図る“繋(つな)がりランチ”を導入。2つの部署から集まった社員でサイコロトークをするというもので、サイコロで出た目で、入社理由や将来の夢など決められたテーマに沿って会話を進めます。

「会社の方針で社員同士、家族のような繋がりを大切にしています」と企画を担当した坂卷純也さん。「お互いを思いやることは仕事をする上でも大切。その人のパーソナルな部分も知り、理解を深める機会にしていきたい」と話します。参加した社員からも「他の部署の仕事がよく分かった」「相談しやすくなった」との声が。仕事にもいい影響が出ているようです。

日頃、話をしていても、まだまだお互いの知らないことが多いとか。この日は座右の銘や尊敬する人物もテーマになり、「先輩方の座右の銘を聞いて、人柄が伝わってきました」という声も

日頃、話をしていても、まだまだお互いの知らないことが多いとか。この日は座右の銘や尊敬する人物もテーマになり、「先輩方の座右の銘を聞いて、人柄が伝わってきました」という声も

日替わりのランチは4種類で、サラダや小鉢などをプラスするスタイル。中でも「えがおの青汁」はぜひモノ!

日替わりのランチは4種類で、サラダや小鉢などをプラスするスタイル。中でも「えがおの青汁」はぜひモノ!


社長とサシメシ

有限会社 村田工務店

東区東野/宮大工の伝統を受け継ぐ手刻み工法の家づくりを提案。社長のブログやFacebookで日々発信

仕事から家族のことまで 昼食を取りながら1対1で本音の話

創業から約100年、宮大工の伝統を受け継ぐ村田工務店。現場主義を企業理念に掲げる社員の仕事はことさら忙しく、現場管理はもちろん、営業・設計・積算・コーディネート・アフターフォローまで一人で何役もこなします。

「うちの社員はみんな優秀です!」と話すのは4代目社長の村田英樹さん。 ただ、日々の忙しさでストレスがたまることも。そこで、社員の声にもっと耳を傾けようと、1年前から始めたのがランチミーティングです。

村田社長のランチミーティングは社員と1対1。ご飯を食べる場所も日程も社員任せ。食事をしながら、仕事はもちろん、プライベートも含めて、一人一人が持つ欲求の「満足度」を5段階で示してもらい、今求めていることを引き出すように心掛けています。

仕事から私生活まで本音で話し合う村田社長のランチミーティング(撮影協力/浜ん小浦総本店)

仕事から私生活まで本音で話し合う村田社長のランチミーティング(撮影協力/浜ん小浦総本店)

最初は遠慮がちだった会話も、「社員に寄り添いたい」という思いが徐々に伝わり、本音の話ができるように。さらに、仕事への新たな提案や気づき、ヒントをもらうという、思いがけないうれしい効果も。「これからも良好なコミュニケーションを図り、働きがいのある会社にしていきたい」と話してくれました。

社員と1対1で「目を見て話をする」のが流儀